■一の倉沢正面壁(谷川岳)〜残雪に助けられアプローチは楽だったが〜 |
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| ページ1 | ページ2 | 2ピッチ登ったところで、先行パーティーに追いついてしまう。少し待てば行くだろうと思ったが、甘かった。これ以降、ピッチごとに待ち時間が発生し、登攀で体が温まっても直ぐに冷えてしまう。 辛抱しながら、核心ピッチを終了し、烏帽子岩は直ぐそこに見えてきたが、ここがタイムリミットだ。懸垂に2時間。テールリッジの下降に1時間、雪渓歩きに30分、予備の時間もほしい。 後続パーティーが5人いるので懸垂待ちが発生。時間がどんどん過ぎる。そしてラスト2ピッチでロープがスタック。1本目のロープを40m引いたところでスタックしたので、登り返しに40mは使える計算だ。20mほど登り返し、なんとかロープを回収できた。ここで30分時間を使った。その後、ヘッデンなしでテールリッジを降りることができた。テント場に戻ると19時30分だっが。 頭まで抜けたパーティーはまだ戻っていなかった。岩壁にヘッデンの光が見えていた。この日はビバークしたようだった。 | ページ1 | ページ2 |
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