
飯盛山 蓮ダム
飯盛山ルートだが、山腹道の登りに入るまでに唐谷左岸を歩くが、草が生い茂っているか心配だったが、刈り込まれていて安心した。また踏み跡も以前よりもしっかりとしていて、そこそこに登られているのだろう。

駐車場 飯盛山登山口
さて飯盛コースだが、岩場の急登が続き、累積標高差も1300m近くあるので、ガイドブックでは、技術度3、体力度3を与えている。唐谷を離れ山腹のジグザグ道で、稜線までグイグイと高度を稼いでいく。気温も湿度も堅いので、一気に汗が噴き出してきた。前回の鎌尾根のように熱中症の心配があったので、途中で1回小休止を挟み、体温を下げた。

スメールのある塩ケ瀬の集落
登山道から2時間で前衛峰809mに到着した。山頂まで距離はまだまだあるが、標高的には約半分稼いだことになる。前衛峰からの展望はないが、樹間から眼下に、蓮ダムが俯瞰でき、高度感が感じられる。東側からの稜線を乗り越していく涼風が気持ちいい。それほど暑さは感じられなかった。

前衛峰 蓮ダム
前衛峰からさらに40分ほど登ると飯盛山930mに到着。岩場の急登が何箇所かあり、固定ロープが設置されている。ここも展望がない。

岩場をぐいぐいと登る 1000mを越えるといい雰囲気になってくる
飯盛山を過ぎると石楠花が多くなる。花芽を気にして見てきたが、残念ながら来年は余り多くの花が期待できそうになさそうだ。1000mを越え、唐谷分岐を見送ると、シデ、ブナ、ミズナラ、カエデ、ヒメシャラなどの落葉樹林となり明るい雰囲気になってくる。傾斜も緩み、尾根が広がり、山頂が近づくにつれ、登りの苦しさが力へ変わっていく。

大きなブナやミズナラ。ヒメシャラ

分案が奥なると山頂は近い
昼前にやっと山頂に到着した。何度も山頂は踏んでいるが、秋から冬が多かった。緑の季節もいいものだ。標高は1300mを少し越えているので、腰を下ろし体を休めると、涼しくなってきた。軽く食事を済ませ、山頂付近を少し散策して帰途についた。

小峰楓が色づき始めてる 迷岳山頂

荷物が軽いので下山は早い
荷が軽いので下りは早い。25分で唐谷分岐、30分で唐谷まで降りた。ほてった体を沢水で冷やす。さてここからのルートは唐谷の右岸。踏み跡はしっかりとしているが、濡れた石がよく滑る。もしかしてヤマヒルはと思いながら下っていくと、元気いっぱいのヤマヒルがぴょんぴょん跳ねていた。いる場所といない場所があるようだ。

唐谷まで降りてきた、元気いっぱいのヤマヒル踊り

クサアジサイ

唐谷は水が少なかった
30分で林道へ出た。ヒルの心配はいらない。30分歩いて駐車地に戻った。登りが4時間、下りが2時間。登りとはいえやはり、飯盛ルートは難路だ。もう少し涼しくなれば、登のコースタイムは3時間半位になると思う。往復、唐谷ルートを使えば、行程がもう少し短縮されるだろう。

廃墟になりつつある娯楽施設 オトコエシ