
山麓に咲くセントウソウと蕗
山麓ではセントウソウが目に付いた。といっても背丈が数センチで小さな白い花を咲かせている。花を求めた山行なので、小さな花でもよく目にとまる。別名は、「オウレンダマシ」というようで、すぎばやしなど、キンポウゲ科のセリバオウレンと同じようなところに咲き、雰囲気もよく似ているからだろう。こちらはセリ科だ。

聖宝寺道登山口の堰堤 ヤマネコノメソウ
聖宝寺道(裏道)が使えるようになったので、ルートチャックのために登りに使った。ルートは以前とほとんど変わらなかったが、登山口付近が土石流で崩れたので、新しい堰堤だできていた。登山道も整備されているのはいいが、堰堤を登って下って巻かなければ行けなくなった。

7合目付近のフクジュソウやセツブンソウを期待したが、残念ながらこの付近から雪が着いていた。フクジュソウは8合目から多いが、残念ながら積雪に隠されてしまった。神奈川からきた単独男性は、百名山や二百名山を巡っているらしい。もちろん藤原岳は初めてで、やはりフクジュソウを目当てにやってきたようだが、残念ながら花見の山行にはならなかったようだ。「花の百名山の藤原岳」を見てきたそうだ。私が書いたところなので、6合目から避難小屋まで、藤原岳の話をしながら一緒に登った。満足に花は見られなかったが、話のお陰で、少しは満足していただけたようだ。

山上台地は冬に逆戻り 竜ガ岳方面
平日にもかかわらず避難小屋は賑わっていた。登り始めたのが遅かったので、山頂からは人が退いていた。遠望はきいていたので青空さえあればいい絵になるが、残念ながら高曇りの天気だった。意気込んで一日で2山を狙ってみたが、あまり収穫のない登山になってしまった。鈴鹿の山一日2山でちょうど、アルプスの一日分になる。こんな登り方もある。

山頂からの展望

登山休憩所

ミツマタの花が春を演出していた