■藤内壁(鈴鹿) |
レポート No.882 日時:2015年5月6日 参加者:sskさん、隊長 |
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裏登山口(7:10)〜モンキーフェース(8:50)〜バットレス〜一の壁フランケ(15:20)〜駐車場(16:30) |
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プロローグ 連休の最終日は再びクライミング。歩いて登っての繰り返し、と単純に見えるが、これがつながるとアルパインクライミングのようになる。アルプスのクラシックルートのようで、歩いて登って下る。今回はショートルートを中心にフリーに特化した内容にした。 アプローチ 7時にsskさんと待ち合わせたが、すでに近くの駐車場は満車になっていた。路肩に駐めようとすると、パトカーが行ったり来たりしている。少し下の狭いPになんとか駐車できた。やはり御在所は人気だ。 この日は天気が芳しくない。藤内壁あたりまでガスがおりてきていて、中尾根がガスで見え隠れしていた。 モンキーフェース5.10a さてまずは、モンキーフェースから。基部に着いて登攀の準備をするが、手が冷えきっている。指も先の半分が白くなっている。岩に触ると冷たく、感覚が鈍くなっている。さてどうしよう、ロープセットしようか?否、sskさんOSねらいだ。クラックにカムを効かせ耳の下まで行くと指が冷えて感覚がないという。ハンガーにクリップしたので安心だが、耳の所はカチのアンダーなので感覚がないとつらい。レストして指を温めるがなかなかもどらない。最後は強行突破。 私はTRなので安心で登れる。しかし耳の下で指が冷え切り感覚が鈍化して微妙なカチがとれない。今回が3度目なのでムーブがわかっているので何とかなった。出だしはクラックだがどちらかというとフェースクライミングのいいルートだ。なんと言っても一の壁から丸見えなので注目度が高い。 展望クラック5.10a さて次は中尾根P4の展望クラック。これは二人とも初見だ。短いが被ったクラックが特徴のようだ。まだ手が温まらないのでTRをセットしに回り込んでP4の頭に上がった。終了点もしっかりと整備されていて安心感がある。下のショートクラックはワンムーブで通過できた。さて本命は被ったクラック。ハンドサイズでジャムがしっかりと効くので何とか登れた。クラックをやって身体が温まりだした。さて次はモンキーバックをやりたいがTRのセットに不安があったので却下。次回の課題にすることにした。 バットレス カリフォルニアドリーミング5.10a&ウインドサーファー5.10b さて次はバットレス北面のセプテンバーレインをやることに。TRセットのためにまずは、カリフォルニアドリーミング5.10a&ウインドサーファー5.10b を登ることにした。カリフォルニアドリーミング5.10aは私のリードでワンテン入ってしまった。ウインドサーファー5.10bはsskさんのリベンジ。前回はフォールしてズボンを破いたところだ。見事にRP。TRをセットし北面を懸垂下降した。 バットレス北面 セプテンバーレイン5.10a さてバットレス北面で一番易しいのがセプテンバーレイン。私は2回目。初回はA0しながらリードした記憶がある。ここはクラックを斜上するので、落ちる場所によって大きく振られる。落ちた瞬間に金ちゃん走りしないと振り戻されるときに岩にぶつかる。前回うさぎが大きく振られ岩に当たった。sskさんフォールしたが金ちゃん走りが決まった。さて私、核心は甘いクラックのホールドに耐えて何とか通過。前回苦労したので抜け口だ。クラックに身体を入れてしまい、もがいた経験があるので今回は、レイバック気味にいくとムーブが決まり最後はマントルで乗り越した。
宇宙遊泳 5.10b さていい時間になってきたので一の壁フランケに移動し、まずは、課題の宇宙遊泳をすることにした。前回はロープのテンションを借りたが、今回はうまくムーブを決めたい。sskさんは中間クラックで左のフェイスに入りすぎてやり直し、上部の核心でワンテン入ったが何とかクリア。私は、中間クラックでワンテン入ったがなんとかクリア。問題は上部核心。ハング越えからマントルで抜けるようだが、それは今のところ糸口が見い出せない。sskさんのように左のフェースから微妙なバランスで身体を上げて成功した。ハング越えの時点で乳酸が溜まりきっているのが課題。いかに省エネで最後の核心に到達できるか。いろいろと課題がでてきた。 ブーメラン 5.11b 最後sskさんが少し力が残っているのでブーメランにチャレンジ。ワンテン入ったが、核心部まで登れた。問題はハング越え。ロープが張っているので自由がきかなくなっている。このあたりが今後の課題だ。次回は自分も挑戦したい。 |
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