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イワウチワ ボタンネコノメソウ
ボタンネコノメソウ ユキノシタ科 ネコノメソウ属
気になる分布域。岐阜県以西の本州、脊梁地帯から日本海側。脊梁地帯を伊吹山地や鈴鹿山脈を解すると、御在所長石谷はぎりぎりと所か。もともと鈴鹿山脈は、西と東、日本海と太平洋の境目に当たるので、植生が興味深い。生育環境は、山間の渓流沿い、水の滴るところ。先端の葉は中心に行くほど黄色くなっていて目立ってきれいだ。花は暗紅紫色。よく見ると花弁はなくガクとおしべ。

ショウジョウバカマ イワウチワ
イワウチワとイワカガミ
イワカガミは鈴鹿山地では全域で普通に見られるが、イワウチワはある程度生育範囲が限られ、見られる場所も限られてくる。イワウチワは花が大きく群生すると見事だ。葉はつやと光沢があり共通しているが、基部の切れ込みで判断できる。切れ込みがあるのがイワカガミ。今週はイワウチワが見ごろだったが、イワウチワの花が落ちると今度はイワカガミが咲き出す。イワカガミは低山から高山まで分布していて、5月の連休から夏のアルプスまでお供してくれる。環境の変化に対する適応力があり、それだけ強いといえる。

イワウチワ
バイカオウレン キンポウゲ科 オウレン属
この花もイワカガミと同じように,低山から亜高山にかけて見られる花なので,これから初夏にかけて何度か目にすることができる。低山でまず2月下旬からセリバオウレンが咲き始めバイカオウレンへと変わっていく。亜高山でよく見られるのはミツバオウレンでしょう。白いのが萼片で黄色いのが花弁。

バイカオウレン


タチツボスミレ ヤマハタザオ