■甲斐駒ケ岳(南ア) |
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レポート No.831 |
〜紅葉の涸沢の混雑を避けて、気軽に行ける山をチョイス〜 |
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27日 仙流荘前駐車場(2:30)〜臨時バス(5:15)〜北沢峠(6:05)〜(6:15)テントサイト設営と出発準備(7:00)〜仙水小屋(7:30)〜仙水峠(8:00)〜駒津峰(9:30)〜(11:00)駒ヶ岳山頂(11:40)〜(12:15)摩利支天(12:50)〜駒津峰〜双児山〜北沢峠(15:30)〜テントサイト(15:45) |
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山頂にて 11:00 山頂は日当たりが良くて、岩に座っているとウトウトと気持ちがいい。睡眠不足が頭が重かったが、少しウトウトしたおかげで頭がすっきりとした。昼食をとったり、展望を楽しんだり40分ほど山頂で過ごした。鳳凰三山、白峰三山、八ヶ岳、奥秩父の山々が一望できた。山頂の標高は2964mで、3000mに少し足りないのは残念だが、いい山頂だ。 摩利支天 12:15 さて帰路は摩利支天経由で帰ることにした。というのは、赤石沢の岩壁を見るためだ。摩利支天からのぞき込むと、有名なAフランケに目を惹かれた。取り付きに下っていくルンゼもよくわかる。このフランケをやるためには、登攀技術よりもアプローチの方が大変そうだ。歩きや登攀を含めたものがアルパインなので、総合力がないとものにできない。クライマーの姿を探したが見つけることができなかった。フリークライマーは巷にあふれているが、アルパインクライマーは少ない。山のすべてを受け入れるアルパインクライマーにあこがれる。 摩利支天で横になっているとまた眠ってしまったようだ。しかも、わずかな時間だがしっかりと寝てしまったようで、目が覚めると、ここは何処ということに。今回の御岳の噴火の時刻はちょうど我々が山頂から摩利支天に向かっているときだった。もし御岳に行っていたら昼寝どころではなかったわけだ。 摩利支天山頂を12時50分に後にした。午後になると少しガスが上がり始めた。駒津峰まで戻り一休み。さて、帰路はどうしようか?往路の仙水峠か双児山を踏むか。双児山方面の紅葉が良さそうなので、尾根ルートで帰ることにした。 ナナカマドの紅葉は見頃だが、全体的に少ない。黄葉の中のナナカマドはよく目立つ。今年は色づきもいいので、涸沢や白山もいいような気がしたが、天気に恵まれた今回の甲斐駒も十分満足できた。 北沢峠 15:30 双児山を踏み、北沢峠には15時30分に到着した。日帰りの人は最終バスが16時なので、それほどゆとりはなさそうだ。テント場に戻ると16時になっていた。全行程が修了し、後は、ゆっくりと夕食を食べて朝まで寝るだけだ。小屋の自販機で缶ビールを買い、テントに戻った。ご飯を炊いて、豚汁を作って、鯖の缶詰をおかずに夕食を楽しんだ。 28日 5時過ぎに目を覚まし、まずは朝食準備。味噌汁と残ったご飯でおかゆをつくり、副菜はボイルウィンナーと野菜。ゆっくりと朝食を済ませテントをたたむと6時30分を過ぎていた。バスの始発が7時40分になので、峠に移動しバスを待った。始発バスで帰る登山者は少なかった。バスに乗ると運転手さんから御岳の噴火を聞かされた。どうやら大変なことが起きたようだ。これとは別に、この運転手さんのガイドがすばらしかった。物知りで、山にまつわる話を興味深く聞くことができ、いい気分で仙流荘に到着した。時間があるので帰りに高遠城址を散策し帰路についた。 | ページ1 | ページ2 | 現在の閲覧数 |
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