■瑞籬山(山梨) |
レポート No.797 |
〜大ヤスリ岩と不動沢でクライミング〜 |
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26日 瑞籬山荘登山口駐車場(7:50)〜富士見平小屋(8:40)〜(10:20)大ヤスリ岩@瑞籬山2230m(15:30)〜登山口駐車場(17:40)〜みずがき山自然公園キャンプ場(18:00) 27日 自然公園キャンプ場(7:20)〜不動滝林道駐車地(7:50)〜(8:20)不動沢屏風岩(17:00)〜駐車地(17:30)〜自宅(21:30) 大ヤスリ岩:ハイピークルート5.9、5.9、A1 不動沢屏風岩エンペラー・タワー:寒々ルート5.7、皇室への招待5.10c 不動沢正面壁:おしん5.8、不動沢愛好会ルート1ピッチ目5.7〜5.10a |
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プロローグ 瑞籬山2230mは奥秩父の山で百名山の一つに数えられている。今回は連休の序盤で、天気にも恵まれ、一般登山者で賑わっていた。「がき」は崖を意味するらしく、山全体が岩峰であることから容易に想像できる。我々の目的はクライミングで、お隣の小川山と共にフリークライミングの山として多くのルートが開拓されてきた。以前から行ってみたい山だったので、たくさんの計画に便乗することになった。 アプローチ 鈴鹿を22時30分に出発、小黒川SAで車泊。タクさん達と6時半に須玉IC出口で待ち合わせした。コンビニで食料などを調達し瑞籬山荘登山口駐車場に向かった。駐車場は盛況で、今日は、多くの入山者があるようだ。我々もギア類を選定し7時50分に出発した。 50分ほど歩いて「富士見平小屋」に到着。小屋の前一体がキャンプエリアになっていた。ミズナラ林になっていて雰囲気はよかった。ベンチに腰を下ろし休んでいるとすぐに身体が冷えてきた。天気は悪くないが、気温は低いようだ。小屋を過ぎ、天鳥川南沢を渡渉すると再び登りに転じる。このあたりから残雪が氷化していて、沢への下りが核心になった。毎年この季節に来ているタクさんも、残雪があるのは珍しいとのこと。さて、沢からは約350mの登り。傾斜もあって1時間強の登りはきつかった。 大ヤスリ岩 大ヤスリ岩は、山頂直下の岩塔で、山頂からはよく見えそうで際立っている。山頂には行かなかったのでどう見えるかわからないが。大ヤスリ岩周辺には何本かのルートがあるようで、そのほとんどが5.10クラス。唯一、弱点をついたクラックルートがあり、「ハイピーク・ルート」と命名されている。3〜4ピッチで5.9A1となっている。 1ピッチ目 登攀は2パーティーに別れることになった。私とうさぎ、タクさんとほんまさん、すえつぐさん。取り付きで登攀準備。不要な物をデポする。といっても余分なおやつとギアを運んできたザックくらいだ。おやつはザックに入れず、レジ袋に入れておいたのがいけなかった。
2ピッチ目 階段状のランペに沿って斜上しテイク。残置もあり易しい。その先で凹角に入りロープを伸ばす。最後はステミングでもいけるが、右のフェースに人工用のリングボルトが2本あり、スリングをかけてA1。展望の良い広いテラスに出た。山頂から丸見えで、登山者がこちらを見下ろし、手を振っていた。曇りがちな天気で風もありすぐに身体が冷えてきた。ここは標高が2200mあり、もともと気温が低い。防寒用のダウンを持ってくるべきだったと反省。後続を待って、メインディッシュに備える。
セカンドのすえつぐさんとほんまさんはステミング。どこまで足が開くかな。 現在の閲覧数 |
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2014-4-26 Copyright (C) 2014 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |