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■海金剛(西伊豆)

レポート No.790
日時:2014年3月22日
参加者:たくさん、隊長、うさぎ

〜念願のスーパーレインをリードできてうれしい、クライミング

道の駅「花の三星苑伊豆」(6:00)〜コンビニで朝食〜雲見オートキャンプ場()〜スーパーレイン取付(8:30)〜1ピッチ目(8:40)〜2ピッチ目(9:00)〜3ピッチ目(9:40)〜4ピッチ目(10:30)〜5ピッチ目(11:10)〜6ピッチ目(11:55)〜7ピッチ目(12:45)〜懸垂開始(14:40)〜取付点(15:40)〜オートキャンプ場(16:45)〜松崎の中華店で夕食〜道の駅「花の三星苑伊豆」車泊

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6ピッチ目(5.8)  「下部城塞」といわれるところ。左でハンドサイズのクラックと右のフェースを使いながら体を上げる。このピッチは、ここのハングが核心だろう。見た目よりも被っている。手はありそうだが、ここまでオールリードできているので、腕にかなり披露がたまってきていた。

    
一回目のハング越え、この直後にルートミスでフォール、悔やまれる

ハングの下でキャメロット#2でがっちりと決まり、クラックから入ろうとしたが頭がつかえそうだったので、右のフェースにルート変更。すると下から、「ルートは左」と指示だ出た。ハングの下にカムをセットしたので、右に回るとロープが流れなくなるからだ。しかし、体はすでに右のフェースに移っていて、パワー勝負に出るところだった。急遽ルートを元に戻そうとクライムダウンしたが、もう手がもたない。たまらずに。「テンション」をコールしてフォール。フォローのうさぎが、体重差で釣り上がった。3m以上フォールしたが、ほとんどショックはなかった。

    
左:ハング越え    中:フォローのうさぎ   右:ハング越えのうさぎ

しばらくレストして腕を休め、今度は正規ルートで、パワーを吸い取られる前に抜けた。クラックからのハング越えということで、小刻みにレストを入れる必要を感じた。

      
左:うさぎは以外とうまく抜けられたみたいだ 右:最終ピッチのテラス

   

      

   

7ピッチ目(5.8) さて最終ピッチの「上部城塞」。ルートは短いが、全体的に被っていて、最後は小ハングを越える。二人のリードと3ピッチ目から連続する5.10aクラスの3ピッチで、かなり体力が消耗している。1撃で決めないと、またフォールしそうだ。取り付いてみると思った以上に被っている。キャメロット#2と#3をセットしていざ核心へ。1手ごとに力を吸い取られる。右手でガバを取ると一気にパワー勝負。グレードは5.8だが、それ以上に感じた最終ピッチだった。パワー切れしたうさぎは、核心のホールドでたくさんの頭を使ったようだ。

    
最終ピッチ。被ったクラックのパワー勝負。

   
左:上部城塞  右:核心部を通過したうさぎ、終了点は目の前だ


最終ピッチの終了点にて

      
左:やっと緊張から解放される    右:勝利のポーズ

終了 終了点で展望を楽しみながら昼食。オールリードで得られた充実感がじわじわと沸いてきた。終了点は絶景ポイントでもある。美しい海岸線につきだした雲見烏帽子山の背景には富士山。贅沢は風景だ。明日登る予定の烏帽子山が手招きしていた。


烏帽子山と富士山

   
終了点からの高度感のある展望          沢山船が出てきた

       
明日登る雲見烏帽子山           海岸風景

   

懸垂 後続に2パーティーきているようで、風も出てきたので昼食をとってから早々に退散することにした。そのうちの1パーティーは昨日、城山で出会った若者2人組だった。帰りは6ピッチで懸垂。3人いるので手間がかかった。1時間で懸垂が終了し、取り付きに15時40分に戻った。

      

   

   


懸垂も絵になる

帰路  取り付きまで戻り小休止してから帰路についた。オートキャンプ場に戻るとすでに日が傾き始めてた。雲見の民宿の日帰り入浴700円で汗を流し、駿河湾に沈む夕日を楽しみながら松崎まで車を走らせた。大仕事をやり遂げた充実感が今日の収穫だ。夕食は松崎の中華店「楼蘭」に入った。今日も、道の駅「花の三星苑伊豆」は盛況だった。

     
絵になる海岸線              左岩壁

   
雲見ののどかな田園風景         夕暮れの富士山


駿河湾の夕暮れ


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