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■バットレス@御在所岳
〜天候に恵まれたので、バットレスを5ピッチ登った〜

レポート No.746
日時:2013年7月23日
参加者:隊長、うさぎ

裏道登山口(8:10)〜藤内小屋(8:50)〜藤内沢出合(9:22)〜バットレス取付(10:10)〜1ピッチ目(10:40)〜2ピッチ目(11:00)〜3ピッチ目(11:15)〜4ピッチ目〜(11:40)5ピッチ目&昼食(13:20)〜後尾根取付(13:40)〜中道出合付近(14:30)〜中道岩場(14:50)〜キレット(15:16)〜地蔵岩(15:30)〜負ばれ岩(15:50)〜中道登山口(16:10)

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CD4ピッチ目 さて4ピッチ目はフリーなら(5.12a)だが、とても登れる実力はないので、はなから人工。北側は錆び付いたリングボルトだが、正面はハンガーが設置されているので安心だ。少しトラバースしフレークをつかんでアブミをかけた。少し傾斜があるのでフィーフィーを使わなくてもよいA1だ。7回の架け替えで小クラックの面に入るそこからはフリーで小テラスへ。ピンが1個しかないのでカムで支点をとった。

   
5ピッチ目アブミで登る

  
左:4ピッチ目  右:4ピッチ目北側にリングボルトが  右:正面はハンガー


人工から小クラックにそってフリーで

    
左:4ピッチ目からの風景   右:4ピッチ目を登攀するうさぎ

5ピッチ目(山渓ルート)A1 カリフォルニアドリーミングはここから北側に回り込んでXのルートがあるようだが、我々はこのまま人工登攀で山渓ルートへ入る。ピンが多いので最後はヌンチャクがなくなってしまい、カムのカラビナで代用した。うさぎは背が低いので、次のピンにとどかない。ヌンチャクをかけてやっと届く。だからヌンチャクがないとアブミの架け替えができないのだ。終了点は広いテラスになっていて、昼食をとりながら展望を楽しんだ。外科医はうだるような暑さだが、このは涼しくていいところだ。マルチピッチの充実感に浸った。


5ピッチ目は山渓ルートの人工登攀


山渓ルートの人工登攀

   
最終ピッチの広いテラス、高度感は抜群

   
傾斜が緩むとスラブをフリーで


中尾根のP4、P3を見下ろす

バットレスの最上部は広いテラスになっている。CDはさらに上にルートがあるようだ。

  
左:前尾根P2やぐら   中:前尾根P3    右:前尾根P4

      
前尾根P4             前尾根P5


前尾根P7、P6

   
CD最終ピチ              広いテラスでお昼休み

懸垂下降 さて帰りは懸垂5回で開始点に戻った。まだ少し時間があるので次はどうするか。

   

後尾根 一の壁ではわいわいやってるし、モンキーフェースは空いているが、いまいちモチベーションが上がらない。そこでかねてから気になっていた後尾根から中道登山道に行ってみることにした。ルンゼを登るルートで、グレード的にはU〜V程度で、なれていれば確保はしなくてもいいだろうが、2カ所ほど確保した方がいいところがあった。ハーケンとピンが打ってあるので、A0なら簡単に乗り越せる。上部も展望がよく、御在所岳のバリエーションルートとしての価値は高いと思う。

    
後尾根のルンゼを登る

  
簡単だが落石には要注意。展望もよい


バットレスをこの角度から見られる


岩場はこのあたりまで

岩場が終るとブッシュ帯の踏み跡をたどっていけば迷うことはないだろう。中道のどこにでるのか興味があった。さてどこにでるかというと、中道の山頂直下の岩場のトラバース帯の少し上に出た。固定ロープが張られ進入禁止になっているところだ。山頂まで10分くらいのところなので、後尾根や中尾根、前尾根もそうだが、ほぼ山頂近くまでのびていることがわかった。

中道登山道 山頂近くまで登ったので降りるのがまた時間がかかる。まともに降りたのでは面白くないので、地蔵岩に登ったり、負ばれ岩に登ったりしながら下山した。負ばれ岩はバットレスよりも傾斜が緩くフリクションもよく効くので快適なスラブクライミングが楽しめる。


中道の岩場

   
地蔵岩で記念撮影


登れるが帰りは懸垂した方が無難


完成していた駐車場、随分立派になったがこれだけでは収容しきれないと思う。

 


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