■一の壁@御在所(鈴鹿) |
レポート No.736 |
裏道登山口(7:50)〜藤内小屋(8:35)〜藤内沢出合(9:11)〜(9:30)一の壁(12:30)〜(13:00)中尾根(15:00)〜藤内小屋(16:05)〜登山口(16:30)
|
|
プロローグ 二日連続の藤内壁となった。挑戦的な課題もやりたかったが今回は、集中的に基礎固めに徹した。藤内小屋で休んでいると、T君行ったよ、と知らせてくれた。TDさんも行く言っていたので、今日は賑やかになりそうだ。今日は忘れ物は無しだけど、昨夜の宴会が遅くなり少々頭が痛くて身体がだるい。状態はいまいち。さてどんな展開になるのか。 アプローチ さて昨日に引き続き今日も藤内壁に入ることにした。一ノ壁はクライミングの原点であり,基礎基本に戻る場でもある。出発を少し遅らせたので登山口周辺はすでに車であふれていた。ログハウスの前を通るとMさんに声を掛けられ少し立ち寄ることにした。今日はクライミングの予定はなくログハウス前の石垣の整備をするようだ。昨日のお礼を言って藤内壁に向かった。 いつものように藤内小屋で熱をもった体をクールダウンしていると,常連さんがT君もう行ってるよ,と知らせてくれた。TDさんも今日は行くと言っていたし,和気あいあいと賑やかになりそうだ。 今日もクライマーの姿を多い。賑わうのはいいことだが,また順番待ちかなと思いつつ一の壁に上がると,seitaroさん達が出迎えてくれた。経験の浅い人たち3人を連れているようだ。今日の一の壁は思ったより少なく,大多数のクライマーが人気の高い前尾根にむかったようだ。 一の壁 右ルート seitaroチームは3ルートからウォームアップを始めたようなので,私たちは昨日と同じ,右ルートから始めることにした。お隣のダイレクトルートとの混同を避けるためにハンガーには「右」の字が書かれていた。右ルートの場合,ちょうどいい位置にダイレクトの1本目があるので間違いやすく,ダイレクトの1本目がふさがっていると困る。スクールのMさんの配慮だと思う。 一の壁 3ルート 次は3ルートが空いたので取り付いた。フェイスだけでなく部分的にクラックやフレークがあり、変化があって面白い。3ルートも半年ぶりで、隣にseitaroチームが右ルートを登っていたので、撮影を兼ねながら楽しんで登った。 seitaroさんたちは右ルート
一の壁 左ルート まだ少し昼には早いので、空いていた右ルートに取り付く。核心部はハングの所だけで、後は右ルートよりも易しく感じるルートだ。ハングの上でトラバースしているので最後の方はロープが重い。 seitaroさんのブーメラン 位置の壁を3本登って昼休み。その間にseitaroさんは、今年の課題に設定しているブーメラン5.11bに挑戦。このルートをリードするのが課題のようだ。映像を撮ったのでご覧下さい。
中尾根 P4 午後からは静かな中尾根に移動。久しぶりなので少し迷ってなんとかP4の基部に到着。ここはクラック中心のルートで支点はNP。P4には古いハーケンがあるが、カムで支点をとるのが基本。グレード的なXなのでそれほど難しくはないが、しっかりとカムをセットする練習にはなる。今年のGWに小川山のセレクション最終ピッチの墜落でカムを2つ飛ばしているので、慎重に確実にセットしながらのぼった。このルートはいつもスクールのMさんのセカンドばかりだったが今回は初リードということになった。クラックからチムニーに入っていくところが面白い。 さてP4の2ピッチ目は中に入ると身動きが取れなくなるので、フレークを掴んで外へ出ると比較的容易に登れる。 中尾根 P3 このピッチもグレードはXで、クラックに入り込むとP4以上に苦しくなる。核心はフレークのところで、右足のフットジャムがフレークに決まれば身体があげられる。残置はほとんどないのでカムが必要だ。2ピッチ目は時間がなくなってきたのでやめにして、ここから懸垂で戻った。 時間があればモンキーフェースをやりたかったが、今回はパス。次回のお楽しみにしておこう。 seitaroチームの宇宙遊泳 一の壁に戻るとseitaroチームが宇宙遊泳をやっていた。今日もしっかりと基本が出来たのでここで終了とし、失礼して先に帰路についた。
|
|
2013-5-25Copyright (C) 2013 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |