最新情報  レポート  登山  バリエーション  ブログ  プロフィール

 

三ツ峠屏風岩(山梨)2012年11月8日 No.700 たくさん、隊長、うさぎ
〜人工登攀の練習に三ツ峠屏風岩まで足を伸ばした〜
三ツ峠登山口(6:20)〜ベンチ(7:00)〜(7:34)四季楽園(8:00)〜(8:15)屏風岩(17:00)〜駐車地(18:00)

| ページ1 | ページ2 |


A3の練習 次の岩に移動。ルーフは大きいが、ハングの部分はやりやすそうだ。しかし最初の出だしが空中になるので、片足で壁を蹴れない。不安定な状態でアブミを巻き込んで立ち込み、次のアブミに足を入れて巻き込んで立ち込む。フィフィを要領よく使わないと腕がもたない。1回目はトップロープでやってみる。A3でヌンチャクにフィフィをクリップしたので、次のプロテクションに届かず、苦労していた。フィフィは高い位置に掛けた方がいいことを学習した。


リードするたくさん

  
ルーフの先端で支点を設置するたくさん

   
出だしは空中になるのでバランスが難しい

   
ルーフの下はA3で進む、案外楽だ


ルーフの先端に終了点から空中懸垂


A3でルーフの下を進む


フィフィをヌンチャクの下に掛けたの手が届かなく、アブミを外せない

レスキュー 2回目はリードでやってみる。少し慣れてきたが、次の動作にスムーズに移れない。ここで12時を過ぎたので、暖かいところで昼食休憩。午後の練習を始めようとしたていたところに、数人の登山者が通過していったと思ったら、「おーー!」という叫び声をあげて、若い男性が登山道から滑落していった。急斜面で下の方が岩場になっているらしいが、その手前でとまったようで、それでも15m近く落ちている。急斜面なので登り返しは難しい。それよりも動揺しているので、自力で登り返すのは危険だ。目の前の出来事だったので、ロープを使ってレスキュー作業に入った。ロープを下ろしてタクさんが懸垂下降。滑落者にスリングで作った簡易ハーネスを装着。幸い大きな怪我はなく、自力で歩けそうだ。タクさんが滑落者を引っ張りながらブルージックで登返すことに。怖がっていて、斜面に張り付いているので足が滑って登れない。なんとか励ましながらじわじわと登ってきた。レスキュー訓練は定期的にやっておく必要があるなと思った。今回の滑落は、つまずいてバランスを崩し転倒しかけ、登山道を踏み外したことが、滑落につながった。誰にでも起こりうることで、一般の登山道には危険が隠れてることを肝に銘ずべきだと思う。遭難事故の大半は普通の登山道で起こっている。

  
カラマツの黄葉と青空        A1、A2、A3と連続で練習できる

  
富士山を眺めながらランチ      登山者で賑わっていた


地蔵ルート?


富士山を見ながら昼食

ルートクライミング 逆V字ハング。レスキューを終え、時計を見るとすでに15時になっていた。あまり時間はないが、最後はルートクライミングをすることになった。あまり時間がないので逆V字ハングの1ピッチをすることになった。最後の部分がフリーになるので、クライミングシューズに履き替えた。ここは出だしから数mが被っているので、A2でのスタートになった。西日を背にしているので暖かいのはいいが、最初の出だして汗ばんできた。手足の筋肉が疲れてきているので辛い。しかもリードなので緊張する。ほんちゃんルートでは複数ピッチをA1、A2で登らなければならないので、筋力を最小限に使い省エネで登りたいが、疲れてきているので余計なところに力が入っている。アブミを掛け替えるごとにレスト。壁が垂直になり少し楽になってきた。人工の終了点を通過してからはフリーになった。人工からフリーに切り替えるのに少し戸惑ったが、なんとか終了点に到着。後続のうさぎとタクさんをフォローし、懸垂で降りて終了となった。

  
出だしの被りが厳しい


壁が蹴れると楽になる

  
隊長の登攀、手足が疲れて来ているので、気合いで登る

      
うさぎの登攀、出だしで苦労したが、それ以後はスムーズだった


屏風岩

ほんの10分ほどの距離だが、足腰が疲れているので、ゲレンデから山荘までの登り返しが辛い。小屋を覗くと日本アルパインガイド協会の人たちが夕食中だった。タクさんは知り合いの人らしく、御裾分けにいただいたキムチ鍋がおいしかった。時計を見ると17時を過ぎていて、ヘッデンをいつでも点灯できる準備をして山を下った。 完


| ページ1 | ページ2 |

 

2012年11月8日 Copyright (C) 2012 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home