北岳(南アルプス) 2012年6月30日7月1日 ホーム |
■北岳(南アルプス)2012年6月30日7月1日 No.679 隊長、うさぎ、親戚2人 南アルプス林道の開通が6月25日だったので、今週は、開通後最初の土日を迎える。昨年同様今年もバスが増便されると思っていたが、以外にも増便なしの1便のみ。乗合タクシー(バスと料金は同じ1000円+100円)は5時過ぎから数台がピストンを始めたが、早朝から待っている登山者をスムーズに輸送できるはずもなく、芦安で足止めをくらわことになった。乗合タクシーの列に並んでも予測がつかなかったので、バスの列に並び直し、結局、6時30分始発のバスに乗ることになった。バス運行会社の段取りの悪さに失望することになった。 ![]() ![]() 北岳、広河原から遠望 ということで登山口となる広河原を出発できたは8時過ぎになった。二日目の明日は天気が下り坂なので、もう少し初日に展望を楽しみたかったが、初心者二人を連れて大樺沢雪渓を登り、北岳山荘のテント場に到着するのがやっとだった。 ![]() ![]() 野呂川を渡る 初日の6月30日は広河原で開山祭が行われたみたいで、登り始めると太鼓の音が聞こえてきた。http://www.minamialps-net.jp/news_main.php?news_num=949 ![]() ![]() 大樺沢は橋が落ちているので通行止め ![]() ![]() サンリンソウ 大樺沢雪渓 コースの変更を余儀なくされたが、白根御池経由で二俣に降りればよいにしろ、尾根コースの急坂は避けて通れない。テント装備のザックを背負っての登りは初心者にはきつく、本日最初の試練となった。スローペースでしかも、こまめに小休止を入れたのが功を奏し、ほぼコースタイムで白根御池小屋に到着できた。夏空が広がり木陰が有りがたい。梢から見上げる雪を抱いた北岳が絵になっていた。 ![]() さて、白根尾池小屋は二俣への分岐にもなっている。大多数の登山者は草すべりから小太郎分岐を目指すが、我々の山行はキタダケソウがメインなので、天気の良い今日のうちに自生地に行きたい。初心者には雪渓の登りが厳しくなりそうだが、いずれにしろ今日のうちに標高3000mまで登らなくてはいけない。 ![]() ![]() 雪渓上部で尾根に取り付きアイゼンを外す。ここからは木製の梯子が連続し、足がだるくて上がらなくなる。テント装備のザックが肩に食い込み、肩で息をしながらの辛い登りだ。梯子で一歩一歩高度を上げやっと八本歯のコルに到着した。ここは花の多いところだが、まだ少し時季が早いようで、ミヤマクロユリ、シナノキンバイ、イワウメなどはまだつぼみだった。しかし、ハクサンイチゲはよく咲いていて、間ノ岳を背景に、絵になる構図を映すことができた
![]() ![]() 八本歯のコルのハクサンイチゲ ![]() 八本歯のコルに咲くミヤマクロユリ ![]() ![]() シナノキンバイ 間の岳 ![]() ![]() ツガザクラ 八本歯のコルで一休み ![]() コイワカガミ ![]() ![]() バットレス、よく見るとクライマーが ![]() コルからトラバース道へ向かう
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