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小同心クラック@八ヶ岳 2012年6月23日・24日   ホーム

 

小同心クラック@八ヶ岳 2012年6月23日24日 No.678 とっちゃん、隊長、うさぎ
〜花とクライミングの二兎を追う欲張りな山行〜
1日目 自宅(鈴鹿)〜とっちゃんピックアップ〜美農戸口(15:18)〜美農戸(16:25)〜赤岳鉱泉(18:35)
2日目 赤岳鉱泉(5:00)〜(6:40)小同心取付(8:40)〜(8:35)1ピッチ目(9:25途中で待ち時間15分)〜2ピッチ目(9:50)〜3ピッチ目(10:10)〜花の撮影〜横岳西面斜面〜横岳(11:05)〜大同心ルンゼ〜大同心基部(12:10)〜(13:20)赤岳鉱泉(14:10)〜(15:25)美農戸(15:40)〜美農戸口(16:20)〜自宅鈴鹿(21:00)

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2ピッチ目のチムニー     2ピッチ目の断崖に咲くツクモグサ

  
1ピッチ目の終了点        ツクモグサ

2ピッチ目は35mだが、途中でピッチを切ることができる。ロープの流れが悪くなるので切った方がいいだろう。出だしは、テラスの上のかぶった岩を左から巻き,途中でチムニーに戻ったが、ロープの流れが悪かった。チムニーは1ピッチ目よりも傾斜があり,なるべく外側のスタンスを拾いながらのステミングで登る。体の小さいウサギは,どうしても入り込みすぎてしまい,チムニーの上部でちょっと戸惑っていたようだった。


最終ピッチで、指示を無線で出そうとしたら予期せぬ電源ダウン。この機種、バッテリーのインジケータが信用できないといわれているが、その通りになった。大声で叫んでも全く声が届かない。ロープで何度か合図を送り、やっとセカンドがスタートしたようだ。


2ピッチ目の終了点、チムニーから出た所


2ピッチ目の終了点での確保


チムニーを抜けたとっちゃん

     
2ピッチ目 Sさん撮影


大同心

3ピッチ目(10m U〜V)は短いピッチで,緩いフェースと浅い凹角を登り,あっという間に小同心の頭に到着した。


3ピッチ目

   
横岳


横岳

  
イワウメ          ミヤマシオガマ 

さて、小同心の頭と横岳直下までは花の宝庫。ツクモグサ、チョウノスケソウ、ウルップソウ、ハクサンイチゲ、イワウメ、ミヤマシオガマ、チシマアマナ、キバナシャクナゲなどの花が見られ、写真撮影に興じた。


花の撮影に興じる


ウルップソウ


キバナシャクナゲ


ベテランのSご夫婦、小同心の頭

  
小同心の頭から横岳へ向かう

  
ウルップソウ    横岳へ向かう

  
ウルップソウ          横岳の西斜面の岩壁


ツクモグサ

     
横岳の西斜面の岩壁の最後のピッチ


小同心の頭を振り返る

横岳 最後は横岳西側の斜面で2〜3級程度。念のためにコンテで登り、横岳の山頂に到着した。展望を楽しみながらパンをかじり昼食とした。同時に登ってきた、うさぎと意気投合したベテラン熟年のご夫婦と一緒に記念撮影。親しみを感じるご夫婦で、どこかで見たことがありそうで、話をしているうちに「錫丈岳左方カンテ」のDVDにいきついた。どこかで見たような記憶が残っているのはこのDVDにキャストとして出演して見えたからだ。メールアドレスを聞き、一足先に山頂を後にした。


横須賀のSご夫婦と記念撮影


帰路の大同心ルンゼのルートを確かめる


花盛りのイワウメ

  
大同心ルンゼへの下り

  
小同心            硫黄岳

大同心ルンゼ さて帰路だが、とっちゃんの要望で地蔵尾根経由で下山予定していた。しかし、待ち時間2時間が行程を遅らせていたので、ベテランご夫婦の推薦の大同心ルンゼで下ることにした。横岳から赤岳鉱泉にまっすぐ下るので時間短縮になる。ただしここは、バリエーションルートで何箇所か危険なクライムダウンがあった。登りに使うには確保の必要はないが、やはり下りは慎重にいきたいので、一か所、懸垂下降した。わずかな時間で大同心の基部に降り立つことができ、登りに使ったルートで赤岳鉱泉まで降りた。時計を見ると13時20分だった。


大同心ルンゼの上部に咲くキバナシャクナゲ


コマクサはこれからが楽しみ

   
大同心ルンゼを下る


大同心基部からルンゼへの取り付き

    
大同心の基部         チシマアマナ


カモシカ君が写っているのだ!


バイカオウレン


ヒメイチゲ

昼食は小屋のラーメンをとっちゃんに御馳走になった。テントを撤収しパッキング。7時間の行動で足が重くなっているせいか、ザックがやけに重く感じた。まずは林道終点を目指して登山道を下る。よく整備された登山道では、キバナノコマノツメ、コミヤマカタバミ、シロバナヘビイチゴが花盛りだった。林道へ出てもまだまだ美農戸までは距離があるが、徐々に下っているのでありがたい。美農戸で赤岳山荘のソフトクリームでおいしいエネルギー補給。最後の40分の林道歩きに備えた。

  
大同心沢分岐        キバナノコマノツメ


シロバナヘビイチゴ

美農戸口に到着したのは16時30分。中央高速は駒ヶ根で少し工事渋滞があったが順調に流れ、途中、恵那SAで夕食をとった。自宅着は21時になった。見出しの通り、クライミングと花見との2兎を追う充実した山行となった。完

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