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2011年7月日3日 白山(両白山地)   ホーム

 

加賀白山(両白山地)2011年7月3日 No.613 utty、隊長
〜平瀬道で山頂を往復する花見山行〜
平瀬道登山口1240m(4:30)〜大倉山2038.6m(7:07)〜(9:14)室堂2448m(9:30)〜(10:05)白山御前峰2707m(10:26)〜(10:55)室堂(11:20)〜大倉山(12:30)〜登山口(14:08) 累積標高+1500m 歩行距離16km コースタイムは撮影と小休止を含む

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室堂平 ガスの中を歩いていると,正面にふっと室堂の宿泊棟が浮かび上がってきた。山荘前のベンチに腰を下し小休止する。雨ならここで引き返そうかと話していたが,時折ガスが晴れ山頂が見えたので,とりあえず山頂を往復することにした。室堂からの標高差は250m,所要時間40分の行程だ。室堂の標高は2400m,高所に慣れていない身体は,登り始めるとすぐに息苦しくなってきた。意識的に大きく息を吸いながらペースを保ちながら登る。山頂までのこのルートは整備されたハイマツ帯の岩稜コースだが,イワウメ,ミヤマクロユリ,アオノツガザクラ,イワカガミなどの花が多い。花の時期にはまだ少し早いが,花が咲き始めていた。


カンクラ雪渓


キバナノコマノツメ


コメツガ


コイワカガミ


キヌガサソウ

御前峰 やはりここは高山の領域だ。日が陰ると途端に寒くなってくる。ソフトレイヤーを羽織り手袋をはめて登り始めた。白山の本峰である御前峰(標高2702.2m)には10時過ぎに到着した。山頂部分はガスが流れ展望はない。時折青空がのぞく天候で,展望を期待しながら少し粘ってみることにしたが,白山特有の火口湖や大汝峰は見ることができなかった。展望があれば池めぐりもしてみたいと思ったが,今回は断念し山頂を後にした。


白山奥宮


山頂方位石

  
御前峰山頂

ミヤマクロユリ 室堂に11時前に戻り,お湯を沸かしてカップ麺で昼食にした。平野部はうだるような暑さだがこの室堂は暖かいものがうれしい気候だった。この季節はまだまだ登山者はそれほど多くない。夏の花もまだ先はじめで,この山を特徴づけるミヤマクロユリ(石川県の郷土の花で,花言葉は「恋」「呪い」とか)もやっと咲き始めたところだった。室生で30分ほどくつろぎ帰路についた。


ナナカマド


三方崩山


タニウツギと白水湖


登山道のブナ林


ギンリョウソウ

帰路 朝が早かったので,お腹が満たされる少し疲れを感じた。体が冷えたので少し足が重い感じがする。往路で見かけた花の群落をもう一度確かめながら山を下って行った。大倉山を過ぎると今度は気温が上がりはじめ,額に汗がにじみ始めた。適度の休憩を入れ,給水とクールダウンで体をケアし,ペース配分に気を使いながら山を下った。プロローグにも書いたが,花見と夏のアルプスへの備えを兼ねた,意義のある一本となった。

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