■マブシ嶺(尾鷲道)2009年12月23日 No.521
uttyさん、隊長 | ページ1 | ページ2 | 県境稜線 さて、新木組峠からは、道路で言えば本線になる。県境稜線をたどれば大台ヶ原まで行き着く。マブシ領の向こう側には、雪化粧をした大台ヶ原が見えていた。尾鷲道は尾根の西側の付けられているが、尾根芯を歩いて行っても問題はない。ただし多少のアップダウンはあるので、尾鷲道を忠実にたどればいいと思うが、木組峠までの間には3カ所ほど崩壊地点があるので注意が必要だ、通過はできるが、心配なら大きく巻かなければならない。ならば尾根芯を歩いた方がいいということになる。往路は山腹を帰路は尾根芯を歩いた(GPSの軌跡参照)。 木組峠 木組峠周辺は尾根が広がっていて、マーキングテープが少なく、ルートも曖昧になっていた。相変わらず尾鷲道は西側の山腹道だが、峠から西に下りている谷が削られていてわたれない。そこにも木に巻かれたテープに「木組峠」と書かれていた。この峠も主要なポイントになるので標柱を探したが見つからなかった。多少のアップダウンはあるが尾根芯を歩いた方がいいだろう。 一本木 木組峠からの尾鷲道は、標高点1245を西側を巻くルート設定になっている。起伏もなくマーキングもしっかりとしていて歩きやすい。尾根芯を進んでもいいが標高50mほどの登りになり、尾根芯には大きな岩がでんと座り、邪魔をしている。これから先は尾根が痩せていき、一本木と呼ばれるところを通過する。ただの痩せ尾根の鞍部だが、名がついている所であることを考えると、地理的に何か意味のあるポイントなのかもしれない。 一本木を過ぎると標高50mほどの登りとなり、台地状に尾根が広がった所に出る。ルートも曖昧になるが、方向さえ間違えなければ、どこを歩いてもいいだろう。水場はないだろうが、ふかふか落ち葉絨毯の上でテント泊するのもいいだろう。ここまで来ると樹間からマブシ嶺が間近に迫ってくる。 マブシ嶺 帰路は、暗くなるまでに林道に下りたいので、マブシ嶺に届かなくても、いくら遅くとも14時には折り返す必要があった。時計を見ると13時前だ。標高200mの登りが待っている。ここまでは標高1200m前後をアップダウンしながら尾根を歩いてきたが、ここで一気に1400mまで高度をあげる。 神明水まで降るとあたりが薄暗くなってきた。ヘッデンの準備をする。又口辻からは道がよくなるので、トレランで地蔵峠まで駆け下りた。登りは30分かかっているのに、下りは10分だった。16:37に林道に降り立った。これで暗くなっても大丈夫だ。ゴツゴツしていて、むしろ登山道よりも歩きにくい林道をとぼとぼと歩き駐車地に戻った。 完 | ページ1 | ページ2 | |
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