■野登山(鈴鹿)2009年11月3日 No.513 隊長、うさぎ | ページ1 | ページ2 | 野登寺 台風による災害で多くのスギの巨木が倒されたが、まだまだ目を見張るほどの巨スギが残っている。巨スギが立ち並ぶ参道を進むと野登寺の境内に入る。車道にある仙鶏尾根の分岐へは、参道を戻ってもよいが、寺の右手の斜面を登ると電波塔に続く車道に出る。この車道を下っていくと右手に仙鶏尾根の分岐案内が見えてくる。野登山の山頂部は車道と登山道が交錯しているのでわかりにくい。 仙鶏尾根 車道から鎌ケ岳や入道の展望を楽しみながら仙鶏尾根分岐に向かう。分岐点はガードレールの切れた所にあり、標識があるのですぐにわかるだろう。いきなり薄暗い植林帯の急降下から始まるので、行き先が不安になるが5分ほどの降下後、鞍部から登り返して植林帯を抜ける。仙鶏尾根は全般的に痩せ尾根という印象を受けるだろう。風化の進んだ花崗岩の岩場が随所にあり展望も良い。植生もアカマツ、ドウダン、アカヤシオ、イヌツゲ、カシなどが目につき、鈴鹿北部の主稜線の植生とは明らかに違う。途中に岩場の急斜面があり、固定ロープが設置られている。展望も良い所でこのコースの要所だ。 この要所を過ぎると多少のアップダウンを繰り返しながら、小岐須への分岐点となる最鞍部へと降下していく。仙ガ岳はすぐそこだが今回はパスすることにした。最鞍部からは植林帯の急降下となる。数分下ると谷を横切り枝尾根の山腹道となる。谷との合流点でおいしそうな水を飲もうとしてうさぎが岩で滑って撃沈。靴を脱いで靴下を絞ることになった。山腹道は幅が狭く痩せていて、谷底までもそこそこ距離があるので要注意だ。約30分で小社峠へ登山道と合流し、それから10分で林道、さらに40分歩くと出発地点の祓塚駐車場に戻った。林道脇にはマメガキ、アケビ、ムベなどがあり、紅葉や渓流を見ながら林道をちんたら歩くのも悪くはない。完 | ページ1 | ページ2 | |
2009年11月3日 Copyright (C) 2009 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |