2009年5月23日 竜ガ岳(鈴鹿) |
■竜ガ岳(鈴鹿)2009年5月23日 No.493 じんじんさん、りんちゃん、隊長 | ページ1 | ページ2 | オンリーワン 稜線では強い風が吹いていた。まだ花がしっかりとしているが、風に飛ばされた花が散らばっていた。何度も金山を振り返りながら山頂を目指した。空気が澄んでいるので遠望がきき、緑色に染り初夏の様相を呈した御池岳、藤原岳が一望できた。かつて鈴鹿セブンマウンテンと呼ばれた山々はどれも、それぞれの特徴を持っている。この竜ガ岳もオンリーワンで、シロヤシオの群生や山容など、他に類を見ないだろう。 山頂 山頂に上がると何人かの登山者が風を避けて食事や休憩をしていた。われわれも昼には少し早いがここで食事にすることにした。おにぎりとカップ麺で簡単に食事を済ませ、シロヤシオの群生やら展望を楽しむ。もう少しくつろぎたいが風が強く長居はできなかった。帰路は谷コースで降りることにした。 石榑峠 峠コースで、石榑峠に降りる。途中の見所は、シロヤシオのトンネルと重ね岩だ。少しずつ高度を下げていくが、まだまだシロヤシオは花をしっかりとつけていた。峠手前の平坦地では、ベニドウダンが群生していた。鮮やかな花を見た跡なので、ベニドウダンの赤がくすんで見えた。 長尾滝 6年ぶりの石榑峠だった。通行止めになり使われなくなった国道421号線を歩く。トンネルが開通し、いずれは廃道になるのか。錆び付いたガードレールや土砂で埋まったアスファルトを見ていると、すでに時代の流れから切り離されてしまったようだ。けたたましバイクの排気音もなく、聞こえるのは鳥や風や渓流の音だけで、本来の自然を取り戻していた。登山者にとっては喜ばしいことだ。 国道を離れ谷コースに入る。日射しはすでに初夏のもので、地面からの熱気でむっとしていたが、渓流にのコースに入ると涼感があり実に清々しい。冷たい水で手と顔を洗いすっきり。長尾の滝まで降りて一息入れる。何人かの登山者がくつろいでいた。ここまで降りてくるとコースも終盤になる。五階の滝を過ぎるとコースは一旦、宇賀渓本谷左岸の高所を通りるが、再び谷と合流する。橋を二つ渡ると林道に戻る。林道をちんたら歩いて落合橋に戻った。完 | ページ1 | ページ2 |
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