■国見岳(鈴鹿)2007年4月30日 No.405 りんちゃん、うさぎ、隊長
朝明駐車場(8:37)〜腰越峠(9:45)〜(10:50)きのこ岩(11:00)〜青岳(11:20)〜(11:40)国見岳(12:20)〜根ノ平峠(13:40)〜朝明駐車場(14:40)
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稜線のアセビも丁度見頃だ。華やかなアカヤシオと比べるとあまり目立たないが、色の変化もありよく見るときれいだ。このあたりのササも以前と比べると勢力が落ちているようで、多少なりとも歩きやすくなってきている。

アセビ
青岳に少し立ち寄って、とりあえずは国見の山頂まで行くことにする。山頂ふきにアカヤシオはまだまだつぼみの状態で、連休の後半が見頃になるだろう。残念だった。国見の山頂を後にする。

タテヤマリンドウ

ゆるぎ岩を見下ろす
山頂で昼休みにする。いい季候の季節なので、のんびりと過ごす。御在所も大変な賑わいようで、人のざわめきや場内放送がよく聞こえてくる。山頂の岩場に立つと360度のパノラマだ。あと1週間もするとこのあたりは赤一色に染まりそうだ。お天気と休みの日と開花時期のタイミングを合わせるのは難しい。次回に期待しよう。

ヤシオ尾根を見下ろす 背景は釈迦ヶ岳 ハライド右端

山頂付近のバイカオウレンが見頃だ


アカヤシオ
●アカヤシオ ツツジ科 アケボノツツジの変種
レッドデータブック三重県:順絶滅危惧(NT)既知の生育地点100以上
国内では、本州(福島以西)、四国、九州の冷温地
県内では、鈴鹿山脈の中南部、美杉村、紀北町、大台町
小形の落葉低木で山地に生え、高さ6mになり、多く枝分かれし小枝はやせて細長い。
【葉】
枝の先に5個輪生状につき、楕円形で長さ2.5〜4.5cm。幅1.7〜2.5cm。両端はとがり縁毛がある。葉柄にはひげ状の長い毛がある。
【花】
花は小枝の先に1個つき、やや下向きに葉の出る前に開き有柄で淡紫色。がくは小さく縁毛がある。花冠は鐘状で5裂し、径5cm。上面に黄色の斑点がある。おしべ10本、めしべ1本。
子房は無毛。
さく果は楕円形で熟すと5片にさける。

タムシバが目立つ 県境稜線を降下中

ショウジョウバカマ
●ショジョウバカマ ユリ科 ショウジョウバカマ属
LILIACEAE Heloniopsis Orientalis
分類
A 果実はさく果
B 果皮は厚く、種子は果実内で成熟
C 地下に根茎がある(対比 鱗茎)
E 緑色植物で普通葉がある
H やくは卵形または線形で2室
I 花柱はわかれない
変種にシロバナショジョウバカマ、ツクシショウジョウバカマがある。
和名 猩々袴 花:猩々の赤い顔 葉:袴
山地の湿ったところに生える多年草
【葉】
根生葉は広がってロゼット状になる。老葉の先端から時には苗を出す特性がある。葉は倒皮針形で基部は次第に狭く、少し草質でなめらか。
【花】
春、新葉の出る前に花茎を直立させ、先端に総状に数個の花を横向きにつける。
花被片は淡紅色〜濃紅紫色で6個、広鐘状をして開く。おしべ6個で花被片より長い。やくは紅紫色
さく果は3つに深くくびれる。種子は線形で両端に糸状のものがつく。

アカヤシオ

山桜


伊勢谷小屋あたりの新緑

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