2005_07_24,25 加賀白山 |
■加賀白山 2005年7月24日、25日 No.335 隊長 ●7月24日(日) ページ1 ページ2 目を覚ますと4時半だった。テントは雨に濡れたようにべっとりとなっていて、外を見るとガスで何も見えない。トイレに行ってあたりを歩いてみるがモチベーションが上がらない。しかしテントの中で寝ていても何も得る物がないので、朝食を済ませテントを撤収する。その頃になると青空が広がり始めた。やはり山の天気は予測ができない。台風が接近しているので、午前中が勝負だろうと思い。急いでエコーラインから室堂を目指す。 エコーラインの坂を登りきって、御前峰が見えるところまで来ると、夏空が戻ってきた。チングルマの群落あたりからは、御前峰を背景にいい写真が撮れる。やはり山は天気がいい。遠くからヘリの爆音が聞こえ、朝のうちに荷揚げを済ませるようだ。
弥陀ヶ原の木道を清々しい気分で歩く。朝の斜陽光で輪郭がはっきりして、メリハリのある風景が目に入ってくる。岩に腰掛けてしばらく眺めていたい心境だが、山頂がガスに包まれるまでに山頂まで行きたい。 室堂の手前の分岐点にザックをデポして、山頂を往復することにする。室堂までくるとガスが掛かり始める。とりあえず山頂まで行くことにする。ミヤマクロユリ、ハクサンフウロ、クルマユリ、イワギキョウ、イワツメクサなどがたくさん花を開いている。写真は帰り道ということで、急いで山頂まで登る。その甲斐があって、山頂部分の絶景を楽しむことができた。池巡りをしようと思ったが、夕方には帰らねばならないので、急いで下山することにする。
観光新道分岐点から別当までは5.2kmとある。砂防新道が5.1kmだから下山にかかる時間はさほど違いがないはずだが、新道の後半の急降下は、水に濡れた岩がつるつるすべりたいへん難儀だ。しかし花の多さは断然、観光新道にぶがある。期待を裏切らない花畑が連続し、高山から亜高山の花が切れ目なく繋がっていくあたりが、白山の醍醐味かもしれない。タカネマツムシソウの開花を密かに期待していたので、開花株を見つけたときには大変嬉しかった。絶え間なくシャッターを押しながら花の斜面を下る。殿が池避難小屋まで来ると花も一段落する。後はササユリを見てフィニッシュだ。 殿が池避難小屋で軽く昼食をとって、一気に別当まで下った。時間に縛られちょっと窮屈ではあったが、満足のいく花の山旅であった。 ページ1 ページ2
|
2005_07_24、25 |