2004_07_0304 弥山、八経カ岳
|
■弥山、八経ケ岳(大峰)2004年7月3、4日 No.275 隊長、うさぎ 紀伊半島では、トウヒは1600m〜1800mで、シラビソは1800m以上で見られる。従って、弥山近辺にあるのはシラビソだ。登山口が標高が1000mで八経ケ岳が1919mあるので、主な樹木として、重なる部分もたくさんあるがシャクナゲ、ヒメシャラ、シロヤシオ、オオカメノキ、ミズナラ、ブナ、ウラジロモミ、オオイタヤメイゲツ、トウヒ、シラビソと標高に応じた植物が見られるので、興味がわいてくる。
テントサイトの東側は展望がよい。のはいいが、朝早くから木屋の登山客がわいわいがやがやとやってくる。樹林の中に設営すべきだったと朝方に反省した次第である。
2年ぶりのオオヤマレンゲだった。まだまだつぼみも多く、来週も大丈夫だろう。しかし今年は花の付きが少し悪いような気がする。花も清楚でいいが、香りがまたすばらしい。控えめでほのかな甘い香りがするのがいい。そして大峰の山奥にあるのがいい。いつまでも咲いていて欲しいと思う。
八経カ岳の山頂には夕方に着いた。出発の時間も気にせず、到着の時間も気にせず、取材を離れるとのんきなものだ。山の良さを感じるのはこんな時だろう。紀伊半島で一番高い所に立つのも悪くはない。ピークハントには興味がないが、ふと気がつくとそこにいたというのがいい。 テントの周辺がアマチュアカメラマンで騒々しくなったので、ウサギが安眠を妨害され穏やかではない。矛先が我に向く前にテントを出てシャッターチャンスを伺う。ガスが忙しく流れるので、一瞬の隙を狙う。
|
2004_07_0304 |