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御池(鈴鹿) 2002.05.12 No.157

 

御池岳(鈴鹿)2002.5.12 No.159 参加者:たくさん new

 コグルミ谷−カタクリ峠−御池散策−カタクリ峠−コグルミ谷

 おなじみの顔ぶれが15人集合した。ピークと展望、沢、新緑のブナ林、藪こぎ、花など、山での楽しみは多い。どれかに特化するのもいいが、今日は等分して楽しめた感がある。いずれも好天に恵まれたので、喜びも大きかった。

 みなさん足が軽やかだ。中村隊長に引っ張られるようにグングンとコグルミ谷を登っていく。

 

 ブナ権現のブナ達も眠りから覚めて新芽を出し始めた。ここは実に雰囲気のいい空間だ。ブナの森に居るだけで、なぜこんなに気分が良くなるのだろうか。わずかな時間ではあったが、すごく贅沢ができた。

 久しぶりに藪をこいだ。冬の雪原が嘘のようで、蒼のドリーネも、ただのドリーネに成り下がっている。この笹はまだまだ序の口が。夏が近づくに連れてどんどん成長し、行く手を阻むようになる。この時期はまだまだ歩きやすい。

 この山域での眺望はやはり、ボタンブチに軍配が上がる。春が進み、緑が濃くなり始めたT字尾根。見慣れた光景ではあるが、訪れるごとに変化する自然の演出が憎いほどである。断崖を駆け上がる涼風に若葉が香る。見下ろすと何本もの谷が背骨のようにゴロ谷につながっている。そこには谷をつめていく楽しみがある。

 



 早春から順に咲いてきた花たちも、いよいよ終盤にさしかかってきた。登山道の傍らには、オドリコソウ、イワカガミ、ユキザサ、チゴユリ、ヤマブキソウ達が風に揺れていた。


 

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