Photo Club 山行記録
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■2001.02.11霊仙山 榑ケ畑−山頂−榑ケ畑 3連休ということで、少し遠方の山に行きました。この山はいくつもルートがありますが、とにかく日帰りで山頂の雪原だけを堪能したければ、最短の榑ケ畑−山頂−榑ケ畑ルートがお勧めです。何しろ、ここ鈴鹿からだと、どんなにいそいでも往復に4時間半はかかります。朝、早く出れば行動時間は稼げますが、今回は山頂付近での雪原散歩が目的だったので、登りはじめが9時40分となりました。 |
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3合目まで進むと杉林の中にテントがふた張りありました、昨日から入っているようですね。この先の5合目の見晴台付近ですれちがった、年輩の男女6人組のテントらしいことが後で分かりました。
5合目をすぎるあたりから積雪量も増してきました。よく踏み固められているので、やはりアイゼンは正解だったようです。こいつにものをいわせて休憩も入れずに、ぐんぐんと高度を上げていきます。急坂を登りきると、展望が開ける稜線の取り付きに出ます。春や夏は、緑の笹が波打っているところですが、今日はすっぽりと雪に覆い隠されています。背丈ほどある笹も完全に雪に隠れています。この様子からすると積雪は1メートル50センチくらいかな。登山道は踏み固められているのですが、油断して踏み外すと腰まで落ちてしまいます。この稜線は風をまともに受けてしまいます。ヤッケを取り出して対処。お虎が池までくると、踏み後が四方に分かれています。冬場はどこでも登山道になってしまうのです。稜線ばかり気にしているうちに、背中の方に山頂がきていました。しかし、ここからの眺めがまたいいではありませんか。ここで飯食うか!と怠け虫が誘惑してきましたが、そんなことで動揺する隊長ではありせん。しかし、体が座る場所を探しているではありませんか。ここで一発気合いを入れて、山頂を目指すことに!お虎が池まで駆け下り、踏み後があったので、これを頼り直接山頂を目指します。 |
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しかし、山は妥協を許さないところですね。何度登っても、いくら経験を積んでも、体調がよくても悪くても、年齢による体力の衰えあっても、これは人の都合であって、山頂までの距離や高度差は変わらないのです。これだけ風が吹いていれば、山頂での昼食は無理であるし、長居もできないと分かっていながら、山頂まで行き着こうとする登山者の習性をどう解釈したらいいのでしょうか?今日は前半のハイペースがたたって、最後の登りが苦しかったと言いたかったので、少々遠回りしました。 |
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山頂は風が強くてぐんぐん体温が下がっていきます。撮影を済ませ5分で退散。お虎が池まで急降下して、雪に穴を掘ってお湯を沸かしラーメンを食う。うまいー!あたりを見渡すと、あちらこちらで昼食場所を確保した跡がありました。向こうの方の夫婦はツェルトを張っていました。やはりこの時期はツェルトはいりますね。 |
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今日の榑ケ畑からの入山者は、私の確認できた範囲内では20人前後だったか。午後から天候が下り坂だったようで、21号線に出たところで雨が降り出した。きっと山頂は吹雪いて居るだろうなと思い、冬山の厳しさに心を改めた。 |
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