山岳風景、草花、樹木、動物、野鳥等の撮影にミラーレス一眼は欠かせない。現在ではフルサイズはSony α7M4、フォーサーズはOM−1をつかっている。本格的な登山では、機材軽量化できるフォーサーズが有利だ。しかし、バリエーションルートやアルパインクライミングではフォーサーズシステムも邪魔になるので、コンデジLumixTX1、SONY ZV1と映像はGoPro9、DJI ACTION3をつかってきた。コンデジのLumixTX1、SONY ZV1は1型センサーなので、そこそこの画質は得られるが、野鳥まではカバーできない。1型センサーで600mm以上となると大きく重くなり、コンデジのメリットが失われてしまう。コンパクトで高倍率となると1/2.3型センサーとなり、画質がかなり結果する。登山、それもバリエーションルートやアルパインクライミングで使うには、コンパクト軽量が第1条件になるので、1/2.3型センサーのコンデジになる。
バリエーションルートやアルパインクライミングの時は野鳥を諦めていたが、せめて記録でもとりたいと思い、高倍率1/2.3型センサーのコンデジを購入することにした。SONY、LUMIX、CANONを検討した。野鳥撮影はファインダーがあった方がいいが、本格的に野鳥を狙うわけでもないので、総合力でCANON SH740に決めた。久しぶりのキャノンになった。とりあえず高倍率でどの程度写るか試写してみた。

台風接近の曇り空だったので撮影条件としては厳しい。もちろんスマホ並みの小さなセンサーなので解像度については期待はしていなかったが、記録用としては使えそうだ。野鳥の作品づくりの視点で見れば論外だが、わたしのように自然観察に主眼をおくなら、これもありかなと思う。もう少し、明るい日に撮ってみたい。

翌日、曇りだが比較的明るい条件で撮影。被写体との距離も近いシーンでは