サラシナショウマが見頃、イヌワシはペアで元気に飛翔
午前中の天気は曇りだが雨の予報はなかった。6時過ぎに現地入りした。山頂の駐車場まで行ったが、ガスで視界は10mほどしかなかった。すでに十数台の車が止まっていて、ガスの中散策に出かける人もいた。気温の上昇でガスは上がるだろうが、何時になるかわからない。とりあえず、上平寺越駐車場まで降りてガスが上がるのを待った。Eggleofficeの管理人さん含め3人ほどの人が居た。10時過ぎ少しガスが上がり始めたので、大曲に上がった。すでに車が10台ほどとまっていた。しばらく待つと、ガスが切れ始めた。


今日は南東の風8m予報で、イヌワシも気持ちよく飛んでもらえそうだ。すると尾根の上を飛んできた。振り向いて撮影したが、空抜けでしかも高度が高い。記録として写真に残す。


その後、お立場に移動すると直ぐにペアで出てきたが撮影チャンスを逃してしまった。


その後、南東風なので、遊歩道を歩いて南斜面をみて歩くことにした。サラシナショウマがちょうど見頃になってきたので、花の写真を鳥ながら、上空も気にしつつまずは山頂へ向かった。ガスが上がると展望が広がった。ガスの中にいると山にいることすらわからない。山は展望がないと価値がない。



まずは、アケボノソウが目に入った。このも秋の花で、鈴鹿山系でも見られる。リンドウ科のセンブリ属で、秋に花を開く。薬草として利用されるセンブリのこれからの季節に見られる。オトギリソウも少し咲き残っていた。


そして主役はやはりサラシナショウマだ。白い穂の花なので青空がないと映えない。今回は中央のルートであがったが、たくさん咲いていた。







テンニンソウは秋の花で群生する。鈴鹿山系でも多く見られる。アカソ、シモツケソウなどアナツの花も少しだけ残っていた。


アザミはどちらかというと秋の花だとおもうが、コイブキアザミ、ミヤコアザミが柵の中で咲いていた。シカの食害にさらされる花だと思う。山全体では激減している。コイブキアザミは伊吹山のみに自生することを考えると、大切に守りたい花だ。もともとアザミは、変種が多く、それぞれの地域の環境に合わせて変化することがおおいようだ。それだけ、生きる力があると思える。








急峻な南斜面
鹿がいます。どれだけ急峻かというと、下の全体写真を見るとわかる。鹿も命がけですが、おいしい草を求めて登ってきたのでしょう。イヌワシに追い込まれたら滑落しますね。



さて、本題にもどって、イヌワシです。次のページです。