山岳写真は雄大なふけだけでなく、小さな花や昆虫、動物、遠くの野鳥など、被写体は多様だ。1本のレンズで対応はできず、広角、厨房園、マクロ、望遠と使い分ければいいが、登山ザックに詰め込むのは現実的ではない。登山は軽量化が重要で、撮影機材も最小最軽量でいい画像がほしい。今回、中望遠、望遠、テレマクロ(望遠レンズで近距離撮影)を1本でということで、このレンズを購入した。マスターレンズだけで400mmまで伸ばせるが、野鳥撮影にはもう一息ほしいということで、2倍テレコンを合わせて購入した。ところがLumixのテレコン生産終了になっていた。MFでテレコンが使えるのはこのレンズを200mF2.8だけということで、需要が少なかったのかもしれない。中古はたくさんあるのでテレコンに関しては中古を購入した。1.4と2.0で迷ったが、野鳥用のメインレンズではないので、画質の劣化は否めないだろうが、2.0を購入した。
この中望遠だが、OLYMPUS M.ZUIKO ED 4-150mm F2.8を使っていた。明るくいいレンズでこれからも使っていくつもりだが、登山に持って行くレンズとしては少々大きめで、低山で楽な山にか持ち出す機会がなかった。高山の場合はM.ZUIKO12-200mmf3.5-6.3をメインに使ってた。これは超便利レンズで、ワイドから中望遠までこなせる。もちろんテレマクロ的なつかいかたもできるが、望遠側の画質の低下が大きかった。
早速、最も気になっていた800mmでの画質を見てみたかったので、まず先にテレコンをつけて撮ってみた。以下が作例だ。あまり期待はしていなかったが、思った以上に解像しているのには驚いた。テレコンの性能もあるが、マスターレンズのレベルの高さが効いているようだ。解像度、質感共にまずまずだと思う。
焦点距離 f=50-200mm(35mm判換算:100-400mm)
最小絞り値 F22
開放絞り F2.8~4.0
絞り形式 9枚羽根 円形虹彩絞り
撮影可能範囲 0.75m~∞(撮像面から)
最大撮影倍率 0.25倍(35mm判換算:0.5倍)
フィルター径 Φ67mm
防塵防滴 ○
最大径×長さ Φ76mm×約132mm※
質量 約655g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)
手ぶれ補正機能は優れている










フルフレームカメラのレンズであればFE100−400mmは重さが約1400なので、半分以下と軽い。もちろんセンサーのサイズが違うのでがしつ、ぼけ、解像度などに違いはあるが。しかし撮影チャンスを逃さないと言う点ではプラスポイントだと思う。