最終日だ。天気はそれほど悪くないが、南西の風でサハリンは見えていない。高気圧が移動し宗谷は縁に入っていて、予報では風の強さが10m近い。渡りのタカにとって逆風だ。沖のオフは白波が立っていた。天気が下り坂ということを鳥はよく知っている。無理して渡らないだろう。半ば諦め気味で、海岸を歩く。展望台にいても、海岸を歩いていてもタカの渡りは確認できる。鳴きながら飛んで千紗な群れで飛んでいるのはユキホオジロだ。ユキホオジロは冬鳥として主に北海道東部に渡来する。白っぽくて綺麗なホオジロだ。千紗な群れで移動していた。とりあえずワシが来ないので、ユキホオジロに遊んでもらった。
弁天島のオジロワシ

カモメが岩でカニを食べていた

よく見かけるツグミ
冬鳥の代表格で、シベリアから越冬のため渡ってくる。中部地方では未だ見ないが、北海道ではどこへ行っても見られた。越冬地ではあまり鳴かないので口をつぐむという意味でツグミだそうだ

アカゲラ
アカゲラ普通山で見るが、海岸でアカゲラを見たのは始めてだった。



サハリンは見えない
目をこらすがサハリンは見えない。天気はいいが南東風で風が強すぎる。どこかで見切りをつけて、残った時間を有効に使うことにした。


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