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お盆の週は混雑と喧噪でイヌワシの観察が厳しい。8月16日に観察で伊吹山に上がったが、イヌワシは近くには来なかった。オールナイト営業が続く週はイヌワシも警戒している。そろそろ秋雨前線が現れる季節で、熱帯低気圧が発達し日本付近を通過する。天候が不安定になる季節だ。この日は天候もよく風もあり、8月後半の数少ない観察の好条件に恵まれた。サーナの発達状況を確認することを最優先に観察を進めた。

7時前に現地に入った。そぐに出てくればいいが、中々出てこない。午前中の目安は10時前後だと思う。トビやカラスなど、他の鳥が飛び出すとイヌワシの期待が高まる。法面の夏の花は、キオン、キリンソウ、カワラナデシコ、シシウドが花を落としコオニユリが少し残っていた。花を見ればすでに、夏が終わり秋が始まっている。

ガスで視界が悪くなったり晴れたい、午前中はいつもガスが出る。

カケスが騒いでいる、チョウゲンボウが出てきた。9:28

この時期は子育てが終わったチョウゲンボウが山にやってくる。平地は暑いし、山の方が獲物が撮りやすいのだろう。ホトトギスやカッコウはもう鳴かない。移動し始めたのかな。変わって亜高山帯にすむホシガラスが来ている。前回のハヤブサもお腹いっぱいだったが、このチョウゲンボウもしっかり食べているようだ。

チョウゲンボウ
cchちょちょうちょうgちょうげちょうげnちょうげんちょうげんbちょうげんぼちょうげんぼうチョウゲンボウ
コオニユリとキアゲハ

サーナが谷を横切ったが、撮影出来なかった。

親ワシがお立ち台にとまったようだ。10:44

左がオスで右がメスかな。いつも見ても仲が良い。よりそっている。

お立ち台のペア

ガスが出てきたので少し花見に出かけた

夏の花が終わり、伊吹山の秋の主役「サラシナショウマ」が見頃になっていた。他にルリトラノオ、アカバナ、オトギリソウが見頃で、マルバだけブキの花は終盤だ。

クサボタンボタン
獅子ウドは種が出来ていた
ミツバフウロ
アカバナ
オトギリソウ
ルリトラノオ
サラシナショウマ
マルバダケブキ

サーナ尾根の岩場にとまる  14:05

その後2時間ほど動きなし。14時になりそろそろ出てくれと期待していると、まず、サーナが狩りの練習に谷に入った。まず、地獄谷の方から飛んできて苔玉を掴んで尾根の岩場に泊まった

このシーンは映像で撮影

サーナ岩場にとまる  14:40

岩場から飛び出し狩りの練習

サーナがシカを攻撃

シカは獲物だと認識している。シカを狩れる日が来るだろう。

Photo by Yuji
Photo by Yuji
ホオジロ幼鳥

サーナ西から来て尾根にとまる 15:25

飛び出し15:45

サーナが夕日に輝く琵琶湖むかって飛んで行った 

お立ち台のペア 16:48

ねぐら入り前の休憩 左:父  右:母

夏の喧噪が終わり、穏やかな日が来たね。このお立ち台はイヌワシペアにとって最も大切な場所だと思う。