今年の懸案をひとつ、実行に移すことができた。この年になると今やらなければならないことは、後進への引き継ぎ。源次郎尾根は剱岳のバリエーション入門ルートだが、何度も登りたくなるルートのひとつだ。しかし、なかなか訪れる機会がなくて、8年の歳月が流れた。メンバー、天候、日程の調整は難しく、特に台風の発生する時期になると天候の読みが難しくなる。今回、8号の影響は少なそうだが、その後の9,10号が天候に影響しそうなので、急遽、6日をピンポイントで狙うことにした。ダメもとで剱沢小屋に宿泊予約をしたら幸運にも4名を確保できたので、ウサギも参加することができた。

満開のチングルマ
劔沢
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劔沢雪渓
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山頂への最後の登り 2峰の懸垂が終わると山頂までは約1時間の距離。さして難しい所もなくハイマツを避けながらの岩稜歩きが続く。高度を上げるにつれ徐々に風景が変化するのが面白く、何度も立ち止まっては撮影タイム。

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剱岳 気がつくと山頂は直ぐそこに迫っていた。直下の雪渓で大休止。雪に練乳と小豆でかき氷を作って食べた。後天に恵まれ山頂からの絶景を楽しんだ。気温の上昇と共に積乱雲が立ちだしたのが気がかりだった。

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日が傾くと山に陰影ができ写真写りが良くなる。刻一刻と変化する積乱雲を見ていると飽きないし、青空と雲が脇役となり、主体である剱が際立つ。しばらく撮影が楽しめた。

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http://photocb.sakura.ne.jp/html/2019/2019_08_050607genjiro/2019_08_05.htm