遠見尾根から残雪の五竜岳を目指した。初日は天気がいいが二日目は下り坂の予報がでたので、予定を切り上げ初日にアタックすることにした。ロープやギア類は準備してきたが、あまりにも天気がよかったので、荷物の軽量化に気持ちが傾き、結果的には、担ぎ上げなかったのが敗因となった。といっても、若いNさんならいけたと思うが、時間に追われてのアタックは還暦を過ぎた身には応え、私は白岳から引き返した。Nさんは果敢にアタックしたがあと100mを残し引き返した。山頂は踏めなかったが、残雪期の後ろ立山連峰が満喫できた。

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地蔵の頭に上がると一気に展望が広がった。正面に五竜と鹿島槍が見えてきた。風も少なく、青空とのコントラストが素晴らしい。西遠見あたりにベースを張りたいので、そこまでは歩荷に徹するしかない。といっての特別な食材が入っているわけでもなく、冬の標準装備だ。食材は準備している暇がなくて、コンビニで適当に調達してきた。

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西遠見を過ぎたところが撮影のロケーションがよかったので、ここをベースにすることにした。ロケーションがいいということは風通しもよいということ。予報では明日、風が強まりそうなので、テントが飛ばされないように穴を掘って風よけを作った。スコップを二つ持ってきたのが作業が早く終わった。

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午後の残った時間で山頂を往復できるかは積雪状況と雪の状態に大きく左右されるので予測はできない。明日は天気が崩れるということがわかっていたの、気象状態に良い今日あ、アタックをかけることにした。光線の具合で陰影ができ、左手に見える鹿島槍がきれいだった。

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白岳経由すればいいが、時間節約で斜面のトラバースに進んだ。先行しているトレースのルートがあまり良くなく、傾斜の弱点を突いていない。しかも雪が緩んでいて油断をすると踏み抜いてしまう。前を行く4人パーティが苦戦していた。それよりも時間にゆとりがなくなっていて、足の速いNくんに行ってもらうことにして、私はトラバースを戻って、今日の目標を白岳にした。

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白岳に登ると素晴らしい展望が待っていた。立山と剣、唐松、白馬方面、妙高と火打が一望できた。山頂に向かったNさんが心配だったので、望遠レンズで覗いて現在位置を確認していた。岩峰のトラバースで動きが止まり苦戦しているようだ。後で話を聞くとやはりそうで、ダブルアックスでないと太刀打ちできなかったそうだ。山頂で16時まで粘ったが体が冷えてきたので引き返すことにした。

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松本城 二日目はたっぷり時間があるので、おいしいそばを食って松本城の桜を見物することにした。老夫婦のやっているそばやで、注文してからなかなか出てこなかった。味はまずまずだった。松本はグンと気温があがり、汗ばむほどの陽気に桜が花が散り始めていた。

松本城

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