2013年8月7日〜10日
チンネ左稜線の敷居は高い。わずか数時間の登攀のために4日を費やすことになった。だけどそれだけの価値があった。今夏、雨に悩まされた登攀が続いていたが、やっと、北アルプスにも夏が来た。4日とも良い天気に恵まれ、すばらしい登攀ができ、いつまでも記憶に残る山行になった。自然の恵みに感謝。
準備 テント泊装備にクライミング装備をザックに詰め込むと20kgになった。 内訳はクライミング装備が10kgでそれ意外が10kgだ。クライミング装備は初見のルートなので必要最小限まで減らすことができなかった。ダブルロープ50m2本、ハーネス、クライミングシューズ、デジチェーン、ヌンチャク8、スリング60cm5本、120cm4本、ロープスリング3本、カラビナ8、環付カラビナ4、カム5,ハーケン3枚、ハンマーなどで10kgだ。山小屋1泊、テント2泊で、食料はぎりぎりまで切り詰めた。この20kgを熊ノ岩まで上げなければならない。できるか。あと5年若ければできると即答できるが、今は疑問だ。わずか3時間と6時間のクライミングのために3泊4日を費やす。アルパインクライミングは厳しいスポーツだ。今年できなければ、来年はなお難しくなる。挑戦は準備の段階から始まった。




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