朝一番、ドライブウェイで伊吹山に上がったが、2時間粘るもガスが晴れず、午後の時間を湖北の里山の野鳥撮影に充てた。2週間ほど前に、野鳥撮影で管山寺を訪ねたが、サンコウチョウ、キビタキ、オオルリ、アカゲラの鳴き声は聞かれたが、撮影は出来なかった。ポイントなどが把握できたので再チャレンジしてみた。

撮影機材 OM1 M.ZUIKO ED 300mm/F4

ヤマアジサイが雨に濡れ鮮やかに咲き始めていた。ウツギの花も今が盛りだ。登山口を入ると、前回は直ぐにサンコウチョウの鳴き声が聞こえたが、この日は全く鳴かなかった。前回は朝で、混顔は昼間と条件が違うからだろうか。自然に入れば自然の法則に従うしかないので、耳を澄ませしかりと観察しながら歩いた。すると、キビタキが鳴いていた。少し粘ってワンチャンスでキビタキが撮影出来た。これで一安心、坊主は免れた。少し心にゆとりができた。遠くまで遠征したのだから少しは成果が欲しい。

ヤマアジサイ
キビタキ
キビタキ
キビタキ

寺まで30分くらいの登り。道は荒れていて、参詣道というより、荒れた登山道だ。キビタキが所々で鳴いているが、なかなか撮影チャンスはこない。耳を澄ませて歩くが、サンコウチョウの鳴き声は聞こえない。サンコウチョウは独特の囀りで、「ツキヒーホシ、ホイホイホイ」(月・日・星)と聞えることから、三光鳥と呼ばれている。寺の池の畔まであがって、しばらく野鳥が出るのを待つが、野鳥もお昼休みのようでだ。アカショウビンをイメージしながら待つが、何も出てきてくれなかった。キビタキが遠くで鳴いていたが、サンコウチョウは鳴かなかった。

下山し始めると途中でいきなり、サンコウチョウの囀りが近くで聞こえた。動くのが見えたので、レンズを向けカメラ任せでシャッターをきった。鳥認識AFは、サンコウチョウを逃さなかった。止まっている雌かと思っていたが、帰宅後で確認すると雄と雌が同時に写っていた。曇天の日で鹿も、杉林に生息する鳥なので、どうしてISO感度が上がってしまう。絞りは開放F4、SSは1250でに落としていたが、ISOは5000〜10000となった。このままではノイズが多すぎるので、PURERAW2.0でノイズ処理をした。

サンコウチョウ メスとオス

サンコウチョウはお腹がくすんだ白色で、全体は黒紫色と地味な体色をしているが、アイラインとくちばしが明るい水色なのが特徴だ。雄は尾が長い。日本では夏鳥で繁殖ごは越冬にため、台湾やフィリピンに渡る。ちょっと変わったカササギヒタキ科に分類され、日本ではサンコウチョウのみだとか。

サンコウチョウ メス
サンコウチョウ