この日は寒気の影響で冷たい北風が残った。大多数の観察者は法吉に備え山麓で待機していたが、多分、向かい風に向かっては飛ばないだろうと判断した。ならばどこを撮影ポイントにするかだが、飛翔シーンと狩りが撮れそうなポイントに山を絞った。外れたら諦めると決めた。多分今日が最後のチャンス、オオワシは明日には出発するだろう。
YouTubeバージョン https://youtu.be/UzgrWOROfPc
朝からトビ、ミサゴが活発に飛び回っていた。ハヤブサもやってきた。ミサゴやハヤブサ、カワアイサや水鳥を撮影しながらオオワシが出てくるのを待った。6時半から待機し、10時過ぎにオオワシが飛び出した。一色線に湖面を目指している。きっと狩りだ。今日は動画を中心に撮るつもりなので、写真はそこそこに切り上げ、映像の流し撮りを始めた。焦点距離は800mmのレンズを使っている。ファインダーで追いかけるにはちょっと画角が狭いが、狩り場はおそらく200m以上は離れるので、これ以上短くしたくはなかった。

ミサゴがよく飛んでくる。しっかりと撮りたいが、ミサゴにかまっていると肝心なオオワシの飛び出しを逃してしまう。ミサゴはいつでも捕れるのでと思うが、いいシーンが来ればカメラを向けてしまう。









10:02 オオワシが飛び出した。一直線に湖面を目指している。これは狩りだ。狩りのシーンの撮影チャンスがあるかもしれない。




しっかりと写真も撮りたいが、この場合は、どちらかに絞らないと、どちらも失敗する。ビデオ撮りに専念することにした。狩りのシーンの撮影成功。少し写真も撮りたいので、ビデオ撮りを中断し、写真を何枚か撮影し、旋回が終わり山本山に向かうところから再びビデオ撮りにもどった。





午後も湖岸で待機したが、山麓を少し飛んだだけだった。明日からの長旅に備えて体力温存かな





オオワシは2023年2月28日9:10琵琶湖を去り、北へ向かった。