穂高 無積雪期のラストチャンスに穂高を狙った。この時期を4日確保していて、なんとか二日間の好天を狙えたことが良かった。奥又白池(標高2500m)の紅葉が見たかったすでに、見頃が2300m付近まで下っていて、池周辺は初冬の雰囲気だった。といっても、ヘッデン到着でヘッデンスタートだったので、風景は楽しめなかったが。当初3日間の予定だったが、最終日が雨予報だったので、二日間に日程を圧縮した。

上高地
明神岳
小猿がたくさんいた

中畠新道分岐からは松高ルンゼを左に見ながら、グイグイと高度を上げていく。テント泊は卒業する歳になってきたが、好むと好まざるに係わらず、気がつくとテントを担いで歩いている。テントを担ぐのはバリエーションだから荷が重い。標高が2300mを過ぎたあたりでヘッデンのお世話になった。出発がこれ以上早くできなかったので仕方がない。標高を上げるにつれルンゼと同化し傾斜が緩んでくる。水流は豊かだが、昨日まで雨だったので水は、池の畔で確保できそうだ。トラバースに入り少し進むと池に出た。先客のひと張のいテントがあった。テントを設営し早速、水の確保に出かけた。水流の音ですぐみ見つかった。美味しい水だ。調理の準備にかかると、あれ、調味料忘れた。自分の作った野菜なので、素でも美味しいが、コンビの煮卵の出汁で薄味の煮付けができた。減塩、ヘルシー。

新道分岐から奥又白池へ
早朝の奥又白池

奥又白池〜56のコル 所々にあるケルンが目印だが、目視でおおよそのルートがファインドできる。インゼルで迷いやすく、目印テープをみつけて50mほど下るのが正解。予定通り奥又白谷の横断で明るくなってきた。谷を渡ると56のコルで明かりが見えていた3人パーティが降りてきた。正面壁をやるらしい。お互いエールを送り、56のコルへと向かった。

奥又白からのトラバース

56のコル 奥又白池を出てから丁度2時間でコルに到着した。涸沢側から1パーティー登ってきていた。あまり時間にゆとり外ので小休止程度で5峰を登り始めた。わくわく感がない。歳のせいかもしれなが、思い起こせば今年二度目の北尾根だった。確かにいいルートだが、年に二度も来ると鈍感になっている。

3峰
3峰
奥穂高岳
富士と南アルプス

前穂高岳 12時過ぎに前穂の山頂に到着した。この字気になると登山者が少なく静かだ。風もなく無風状態で、高曇りだが、空気が澄んでいて遠望が得られた。中部山岳の3000m峰がすべて見えたのではないだろうか。夜半から雨予報で初冠雪もあるらしい。時間がなければ岳沢までと思っていたが、この時間なら十分上高地まで帰れる。

北尾根3峰
晩秋の涸沢
岳沢の紅葉
岳沢

http://photocb.sakura.ne.jp/html/2019/2019_10_2021maeho/2019_10_20.htm

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です