一の壁はリード練習がしやすい。土曜日は涼しくて気持ちよく登れた。基本的なルートをそれぞれ2回登り体で覚える。小屋泊で時間にゆとりがあるので、P7のリード練習し、P6のクラックは登ってもらう。やはりクラックになるとかなり苦戦した。日曜日は2つ先行パーティーがいたので、P7をスルーしてP6のノーマルルートからスタート、この日の先頭になった。Mくんすべてリード。P4の滑り台で苦戦したが登り切った。しかし、P2の核心が越えられず宿題になった。濃密な二日間でかなり上達したと思う。

9月14日 一の壁(3ルート×2、左ルート×2、右ルート×2))&前尾根P7(ノーマル)、P6(クラック&チムニー) 曇りがちで涼しい一日だった。
9月15日 前尾根 P6(ノーマル)~P5、P4(滑り台)、P3、P2~レストラン~中道~砦岩~藤内小屋~登山口 真夏日予報だが、前尾根は風がありそれほど暑さは感じなかった。





前尾根 二日目は前尾根をオールリードで登攀システムを体に覚え込ませることにした。
前尾根に入るとすでに2パーティが入っていた。昨日、P7,P6クラックをやっておいたので、P7をパスしてP6に入った。我々が先頭になった。思惑通りになった。P6は昨日クラックをやったのでノーマルから入った。天気が良すぎて、風もない。本日は真夏日の予報だったので暑さを心配したが、P6の頭に出ると意外と爽やかで涼しかった。

P6、P5は難なくクリアし、P4の滑り台へ。個々はNP中心のクラックといフェイスルートで、高度感があり登攀の醍醐味が味わえるルートだ。クラックで少しもたつくが ここも問題なくクリアした。


櫓 さて、P2までやってきた。これを完登するとオールリード成功だが、核心部で悪戦苦闘を強いられることになった。次のパーティが迫ってきたので、ロワーダウンして宿題とした。もう一度、フォローでの挑戦してもらったが、やはりムーブがうまくいかない。ちょっとい



リードは登攀だけではなく、終了点の見極め、プロテクション、ロープの流れ、時間管理など学ぶことが多い。実践でないと身につかない。充実した藤内壁での二日間だった。