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のろのろ台風10号の影響で悪天が続いた。前回のイヌワシ観察会から10日が開いた。また少し季節が進んだ。秋の花は終盤で、落葉樹の葉が色づき始めた。イヌワシファミリーに変わりはないだろうか。不安と期待で伊吹山にあがった。今回も前回同様、北面待避所で観察を始めた。天気予報はあまり良くないのでカメラマンも少なかった。もちろん、夏休みが終わり観光客も激減し,駐車場は閑散としていて静かな伊吹山が戻ってきた。

クマシデ

ヒガラ

木の皮をめくって餌を探していた。7,8月は目だたなかったが、9月になりシジュウカラやヤマガラなどと共に活発に動き始めた。今年生まれた子も混ざって賑やかだ。この時期はしっかり栄養をつけて厳しい冬を乗り越える準備か。

サルナシ

小雨がぱらつくな中で観察を始めた。8:30

予報通りだが、回復傾向なので雨雲が通過するのを待った。北西の風が北面は上昇気流があるので期待できそうだ。気温亜は20度を切っていて、風に吹かれると寒いくらいだ。

9時過ぎのトビが飛び出した。尾根に沿う上昇気流に乗って獲物を探している。イヌワシも期待できそうだ。8月に入り、イヌワシの出現はお昼前後になることが多かった。11時には出てきてほしい。

トビが獲物を探している

カケスがよく飛ぶ

この日はカケスがよく飛んだ。子育て期間中は静かだったが、9月になり騒がしくなってきた。速く飛ぶし、とまっても落ちつかないので撮影の難し野鳥だ。体色が特徴的で美しい。

カケス

シカ

悪天候が続きシカが山を下りたのか数が少なかった。

今日はトビがよく飛んでいた

11時 チョウゲンボウが出てきた

尾根に沿ってホバリングしながら獲物を探していた。

父ワシ 11:30

いつも、集中力が緩んだ頃にやってくる。気がつくとこちらの向かっている。撮影開始が遅れ後ろ姿なのが悔やまれる。

イヌワシ オス

ハチクマ 12:00

山頂付近で旋回するハチクマを見つけた。尾根に沿ってこちらにやってきたが、高度が高い。渡り途中で、伊吹山の上昇気流を使って高度を上げているようだ。8月下旬くらいからサシバやハチクマが見られるようになってきた。これから10月にかけ、鷹の渡りが楽しみだ。

ハチクマ
ハチクマ
ハチクマ

お立ち台の親ワシ 12:26

お立ち台にとまったらしいの見に行った。このお立ち台はいい位置にある、南面も北面も見渡せる。ここに居れば、外敵の進入や獲物が見つけやすい。定期パトロールに来た感じだ。こちらを見ている。

こちらを見ている

法面の草花も少なくなってきた。

キリンソウ
ミツバベンケイソウ
ハマエノコログサ
クサボタン

ガスが出てきた 14:00

山の天気予報を見ると14時前後の天気が怪しい。予報どおりガスがかかって視界がなくなった。イヌワシも飛ばないのでこちらの少し休憩できるが、ガスの隙間を狙って飛ぶときがあるので気が抜けない。

予測通りサーナが何を横切った。発見が遅れ撮影出来なかった。やはり北尾根にいたようだ。時折、鳴き声がかすかに聞こえていたのできになっていた。ガスが上げればワンチャンスありそうだ。集中して待った。

おいおいシカ君、そこはサーナのとまり場だから、移動お願いします

サーナが出てきた 14:38

尾根の上昇気流で高度を稼いでいる。翼が上にそっていて、飛行が立派になってきた。旋回し始めたの撮影しやすい。ありがとうサーナ。6時間もまったのでサービスしてよ。

とままったら直ぐにガスの隠れた

ガスの中なのでサーナも飛べない。鳴き声が聞こえてくるのでいることは分かる。どうやら母ワシが谷向かいのどこかにとまったようだ。

まだ停まっている 15:30

羽繕いしたり鳴いたり、周囲を観察したり、1時間経ったが動かない。我慢くらべになった。こちらは飛び出しを撮りたいので。

尾羽をプルプルしたら飛ぶときが多い。尾羽をプルプル 16:04

予測通り飛び出した。プルプルの時点で録画を開始していた。やりました。北尾根の登山口付近でブライダルの撮影をしていた。

サーナの撮影が出来たのでこれで満足だ。出来ればファミリーで来てほしい。まだ1時間くらいあるので、期待しながら待ったが。

ヒガラなど若鳥ばかり

待っている間にヒガラ、シジュウカラ、ホオジロの若鳥がやってきた。

ヒガラ
ホオジロ

16:30ガスが上がり始めたので、

観察を終了し遊歩道で少し花見と夕暮れの撮影をして帰った。アケボノソウが咲き始めた。

アケボノソウ
サラシナショウマ
ヒメフウロ
竹生島