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晴れの予報だが、山頂付近はガスに包まれていた。天気の良い日は朝方ガスが発生する。登山をやっているとアルプスの高山でテントを出るとよく経験する。しかし天気は良いので昼頃になるとガスがとれていくる。朝は少し、山麓でクマタカの観察をしてからドライブウェイを上がり、9時前に山頂Pに到着した。今日は土曜日で、カメラマンが多い。待避所に車を駐められたので、前回と同じ場所で観察することにした。しかしガスガスガスで何も見えない。この日は12時直ぐまでガスが消えなかった。

キセキレイが法面に巣をかけているようで、頻繁に虫を咥えて出入りしていた。カケスもこのあたりに巣があるのか、頻繁に出てくる。



オオルリが法面でよく鳴いているガ、なかなか姿を見つけることが出来なかった。ホオジロがよくやってくる。足元ではヒメレンゲが咲き出した。これも初夏の花で、沢沿いでよく見かける。枝のてっぺんにとまって鳴くので、ついつい撮影してしまい、カメラの中はホオジロだらけ。ガスを味方にし撮影。現場の雰囲気がよく分かる。



11:44 オスが出てきた
やっと少し視界が出てきて、オスを確認出来たいので撮ったがガスに霞んでいた。ガスのなかからすーっと出てくるので、撮影の難易度は高い。何かを見つけたようで急降下していった。



13時を過ぎてもガスがとれない。山麓のクマタカを見に行く案も出たが、撃沈覚悟で最後までイヌワシに付き合うことにした。駐車場組と連絡を取り合っていたが、状況はあまり変わらない。腹が決まった。最後までやりきるしかない。
13:16 メスが突然、頭上を通過。
気がついたときには頭の上、なんとか食いついてシャッターを切った。不意打ちだった。無意識でズーム操作ができた自分を褒めてあげた。写真の様な状況なので撮影はかなり困難だった。このとき狩りに向かったと思われる。


14:19 メスが東から帰ってきた
先にメスが帰って来た。これはいつものパターンで、もし狩りに成功していれば、オスが獲物を運んでくるはずだ。ガスが少し晴れたタイミングだったので撮影出来た。


14:38 オスが鹿を持ってきた (時間は撮影した時間)
期待通りオスが、獲物を持って帰ってきた。かなり低いところを飛んでいたのでわからなかった。時間的にはメスが帰ってきた後、谷底でちらほら見えていた。中々高度が上がらない。見るといつもより子鹿の頭が大きい。私は双眼鏡観察だったので、仲間が撮ったモノをお借りした。北風はあったがそれほど強くない、なかなか高度が上がらない。谷に降りてまた上がってくるの繰り返し。巣の下の方まで来たが、上がったことは確認出来なかった。

1613 オスが旋回
多分このあたりで子鹿を仕留めたと思う。この後、メスが子鹿を運搬する様子が観察出来た。情報を総合すると東からオスが運んで来た鹿とは、別個体だと思われる。運搬は、双眼鏡観察の為、写真はありません。


17:16 オスが東に速いスピードで飛んで行きました。
何かを見つけたようだ。光が足りなく案ってきたので、シャッター速度を800まで落とした。なんとかとめられた。


17:49 オスが手ぶらで帰る
獲物を期待しましたが、何も持っていなかった。

今日はガスで気持ちが切れそうになったが、湯ヶ谷なりガスが晴れてくれた。辛抱強く観察した甲斐があった。夕方までの行動観察が出来、ある程度写真の撮影が出来た。辛抱強く観察すれば、得られるものが多い。早く、次の観察がしたい。