2020年8月29日

伊吹山の秋の花が気になる時期だ。もう20年になるが、山と渓谷社のガイドブックに「花の山旅」というシリーズがあり、鈴鹿・伊吹山を担当した。その頃は取材で伊吹山によく通っていた。登山道からも何度か登り、時間のないときはドライブウェイでも何度か取材にでかけた。見られる花は季節により変化するので継続的に取材した。この時期はサラシナショウマの花が咲く季節なので久しぶりに出かけてみることにした。花の撮影が中心になるので、レンズは花用としてOLYMPUS M.ZUIKO40-150mmf2.8、60mmマクロ、風景用として12-100mmf4.0、LumixLEICA 8-18mmを準備した。ボディーはE-M1Ⅱ、E-M5Ⅲの2台で撮影した。

群生するサラシナショウマ

あまりにも暑かったので楽をしてドライブウェイを利用し、山頂のサラシナショウマにターゲットを絞った。標高は1377mの伊吹山だが、直下の駐車場で気温が28度だった。なんという猛暑だ。フェーン現象で気温が高いようだ。これで1合目から登っていたら苦行になっただろう。

コイブキアザミとキアゲハ
コイブキアザミとイチモンジセセリ
ミツバフウロ
ヒョウモンチョウ

この日は花の撮影だったが、花があれば蝶がいるという構図で、撮影の途中から蝶の方に関心が移っていた。遊歩道からの撮影になるので、40-150mmにMC14で対応したが、もう少し大きく取りたかった。しかし、40-150mmの自然がボケでアサギマダラが強調できた。

サラシナショウマとアサギマダラ
アサギマダラ

蝶の仲間はこの日、ウラギンヒョウモン、イチモンジセセリ、スジグロシロチョウ、アサギマダラ、ヨーロッパアカタテハ、キアゲハが見られた。野鳥は、ホオジロの幼鳥が活発に飛んでいた。

スジグロシロチョウ
ハナバチ
ウラギンヒョウモン
ホオジロの幼鳥
ホオジロ
ヨーロッパアカタテハ
イブキトリカブト
シモツケソウ
サラシナショウマ

サラシナショウマは今が見頃だ。白い花なので秋の青空をバックに撮りたかったが、ガスが多くて叶わず。しかし、ガスのいい感じだった。